停電対策でUPSを導入!NASとルーターを故障から守る!

前から気になっていた、UPSこと無停電電源装置を導入した。
きっかけとしては新しいNASの購入検討とか色々あるんだけど、やはり停電による機器の故障やデータを守る仕組みが欲しくなってきたんだ。
過去に電気式のヒーターの影響でブレーカーが落ち、電源が突然切れることが頻発して、Wi-Fiルーターを毎年のように壊していた。
Buffaloやtplink、NECと購入し、結局停電でも耐えられたのが今でも安定稼働しているNECのWi-Fiルーターだった。
(メーカーで判断するのではなく、機器で壊れやすさは判断するべき。たまたまNECのルーターが安定性がある個体だったと考えている。)
その後、突然の電源断は家電などにも悪影響があると困ると考え、電力契約の見直しを行い、アンペア数を上げた。
アンペアを上げてから、ブレーカー落ちは一度も起きていない。
しかしながら、今は大量の写真や動画、書類などのデータをNASに保管しており、UPSによりデータと機器を守ることにした。
CyberPower CPJ500のスペックは?
CPJ500の容量は、500 VA / 300 Wとなる。
今回は、モデムとWi-Fiルーター、NAS(2ベイ)の3つの機器を守りたいため、十分な容量を確保できている。
検証した限りでは、80分前後はUPSのバッテリーで駆動させることができそうだ。
CPJ500には、USBがあるためNASと接続することで安全にシャットダウンなどの信号を送ることができる。
後ほどテスト結果のエビデンスを紹介する。
CPJ500は、セール時でおおよそ15,000円(税込)ほどで購入することができる。
バッテリーの交換費用についても、3,000円(税込)前後で可能であるため、長期的にも良い保険料だと思っている。
サードパーティ製のバッテリーも充実しており、運用の選択肢が豊富なイメージがある。
ただし、サードパーティ製は品質や互換性にばらつきがあり、使用するとメーカー保証の対象外になる場合もある。
UPSは大切な機器をつなぐものなので、購入前に対応を確認し、自己責任で選んでほしい。
CyberPower CPJ500の背面は?出力口は6個

CPJ500の背面にコンセントの出力口がある。
個数は、6個で、すべてのコンセントがバッテリーバックアップの対象になっている。
今回はモデムとWi-Fiルーター、NASなので半分の3口を消費した。
6個の出力口は必要十分な個数だと思っており、バッテリー容量からもこれくらいが適切だと思う。
細かいところで、もう一台NASを付けたり、Raspberry Piなどのマイコンボードをサーバーとして接続するのもよいだろうし、耐えられる気がする。
背面には、シャットダウン信号が送れるUSBが用意されている。

付属のUSBケーブルを使用することで、NAS側にバッテリー駆動時に信号を渡すことができるんだ。

ただし、対応しているNASは事前に調べておく必要がある。
今回はメジャーなQNAPとCyberPowerの組み合わせで使用したため、問題なく利用することができた。
CyberPower CPJ500からNASへバッテリー駆動時に信号を渡してみる設定
CPJ500とQNAP NASを接続し、NASのOSであるQTSへ認識させてみた。
NAS側の設定で、UPSの設定があり、停電信号を送ったときの挙動を選択することができる。

QNAPのUPS設定では、停電時の動きを主に2つから選べる。
設定画面の名前と合わせて、ざっくり違いを見ておこう。
- 自動保護モード:停電時にNASのサービスをすべて止め、ボリュームをアンマウントしてデータを守る。電源が復旧するとNASが再起動して通常運用に戻る。ただし、復旧までは共有フォルダなどは使えなくなる。
- サーバーをオフ:設定した時間が経過すると、NASの電源そのものを切る。バッテリーが尽きる前に電源を落とせるうえ、NASが使っていた電力をほかの機器に回せる。
どちらもUPSから停電の信号を受け取って動くもので、バッテリー残量がかなり少なくなったときは、待機時間に関係なく短いカウントダウンで保護モードかシャットダウンに移る仕組みだ。
今回は検証のために「サーバーをオフ」に設定している。
検証完了後は、自動保護モードにしている。
自動保護モードにした理由は、家のブレーカーが自動復旧モードが備わっているため、数分で戻ることができる。
利便性やリスクのバランスを考慮して、自動保護モードが今の電力環境だと適切だと判断している。
実際に停電させてみてバッテリー駆動をしてみる
実際にUPSの電力を断ち切り、バッテリー駆動させたときの挙動を見てみる。
まずは右からNAS、Wi-Fiルーター、モデムで並んでいる。

UPSとNASの設定は、先程QNAPで設定したとおり、シャットダウンにしている。
UPSをバッテリー駆動にすると、UPSのディスプレイが切り替わり、あと何分稼働できるかが表示されるようになる。

そして、QNAP NASもUPSからシャットダウンの信号を受け取り、シャットダウンのビープ音が鳴った。
ビープ音が鳴った後は、仕様どおりNASのLEDがすべて消えて、正常にシャットダウンが完了した。

実験としては成功しており、NASを安全にシャットダウンできている。
同時接続していたモデムとWi-FiルーターのLEDの点滅に異常は見受けられなかった。
その後、スマホやFireTV Stickなどのデバイスでインターネット通信をしてみたが、UPSの電力のみで安定して稼働ができていた。
これらの結果から、停電状態にしてもモデムとWi-Fiルーターが落ちることはなく、体感では途切れずに安定して稼働できていた。
NASの設定に関しては、NASの電源を落とす設定にしたほうが、その分の電力をモデムとWi-Fiルーターに回せるため稼働時間は延びる。
ただし、復旧後の動きも変わるので、環境に合わせて設定するといいだろう。
NASをシャットダウンさせたあと、モデムとWi-Fiルーターだけなら80分前後は稼働させられそうだ。
NASが動いたままだと、その分バッテリーの減りは早くなると思う。
NAS側には、推定保護時間として、1時間23分と書かれているが、体感ではもう少し少ないと感じており、鵜呑みにしないほうが良いと思う。
CPJ500はNAS+ルーター環境の停電対策に向いている?試した結論
まとめとして、流石に一家に1台UPSとは言えないため、全員にオススメはしない。
しかしながら、写真や動画をたくさん取る人はクラウドへの保存料金がかなり高くなるため、データ保管サイズが数TB以上であればNASの導入がオススメだ。
そして、NASを導入するなら、UPSも同じく検討して欲しい。
自分と同じようにブレーカー落ちが続いて機器が壊れる人は、UPSの前に契約アンペアの見直しも検討してみて欲しい。
自分の環境では、アンペアを上げたことでブレーカー落ちがなくなった。
ただ、落雷や地域の停電までは契約アンペアでは防げないので、そこはUPSの出番だと思う。
総合的にはデータ量が多い人こそ、NASを検討しつつ、UPSも導入していて欲しい。
ただ、半導体不足でHDDもSSDもそうだが、メモリ価格も高いため、長期スパンで考えるのが良いと思う。
また、NAS本体だけではなくHDDなどは別売りされることが多いため、総合費用を見積もって見てはいかがだろうか。


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