iPadを何歳から使用させたら良いのかは共通の悩み
現代の子供の娯楽は、動画が中心となっており、時間があれば親のスマホやタブレットで見てしまう傾向にあります。
それは、子どもの脳が動画から得られる報酬が最も効率的であると言えるでしょう。
特に保育園や幼稚園に通い始めた頃は、好奇心の高さもあり、動画中毒になりがちです。
親のスマホを取られてしまうこともあり、タブレットを導入する家庭も少なくなく、我が家もそうです。
であれば、どうしたらよいか?を一緒に考えつつなぜiPad Air M4を購入したかをまとめてみました。
基本的には3歳からタブレット操作はできる
基本的にどの家庭を見ても、タブレットは2歳から3歳の時点で操作ができるようになります。
YouTube Kidsを中心として簡単な操作であれば、スワイプするだけで動画を切り替えられるからです。
タブレットは、PCと異なりタッチという人間にとって簡単な操作であるため、スプーンよりも早く使いこなすことができます。
デジタルネイティブに育つが「そうじゃない」の繰り返しで頭を悩ます
小学生に期待したいタブレットの使い方としては、自分で興味を持って調べる自己解決能力だと思います。
理想のルーティンは以下のようなものが挙げられると思います。
- 子供が疑問に思ったり、作りたいものが芽生える
- タブレットで検索したり、AIを使用して自分に取り込む
- 取り込んだ情報やスキルを実践する
- 実践した結果、新たな疑問や発見が生まれ、もう一度調べ直す
残念ながら多くの子供は、このようなルーティンに入らず、ゲーム実況やYouTube、ゲームなど時間を搾取することばかりやりがちです。
解決策としては、生活の中にラボのような空間があれば良いですが、資金的な問題や向き合うための時間など多数の問題があります。
ラボのような空間ができても、子供と向き合う時間を確保できないのであれば、動画やゲームで合間時間を消化してしまい、資金と時間だけを失います。
では、どうしたらよいか?という観点でまずは情報を集めてみました。
スティーブ・ジョブズは子どもにiPadを使わせなかった
テクノロジーの父が選んだ意外な子育て方針
スティーブ・ジョブズは、iPadを世に送り出した張本人でありながら、自分の子どもたちにはほとんど使わせなかったことで知られています。
家庭ではデジタル機器の使用に厳しい制限を設け、代わりに読書や会話、創造的な遊びを重視していました。
その理由は、テクノロジーの魅力と同時に依存性や思考力への影響を誰よりも理解していたからだとされています。
これは、現代の大人たちこそよく知っているかと思います。
多忙な日常や仕事の合間にiPhoneを触ることで発想力を含むクリエイティブが失われ、外部への依存が強くなります。
これが子供にiPadを与えることで加速してしまうことが大きな懸念点と言えるでしょう。
スティーブ・ジョブズの話から見えてくるもの
このエピソードは「テクノロジーを否定する話」ではありません。
むしろ、テクノロジーを深く理解している人ほど、その使い方に慎重であるべきだという示唆を与えています。
便利さに流されるのではなく、人間の成長や思考を中心に据えてテクノロジーと付き合う必要があり、これが精神年齢として耐えられるかが大きなポイントです。
ビル・ゲイツも子どものスマホ利用を制限していた
Windowsを作ったことで有名なMicrosoftのビル・ゲイツもまた、子どもに対してデジタルデバイスの利用を厳しくコントロールしていたことで知られています。
特に有名なのが、「14歳になるまでスマートフォンを持たせなかった」というルールです。
さらに、使用が許可された後も無制限ではなく、夜間の利用制限や食事中のデバイス禁止など、家庭内で明確なルールが設けられていました。
共通点:テクノロジーを知る者ほど“制限”する
スティーブ・ジョブズは年齢こそ明かしていないものの、家庭内でデバイス利用を強く制限していました。
一方でゲイツは「14歳」という基準を設けていましたが、両者に共通しているのは、テクノロジーの利点とリスクを理解しているからこそ、子どもには無制限に与えないという姿勢です。
便利さに任せて使わせるのではなく、成長や思考、生活習慣への影響を踏まえてコントロールするそれが、IT業界のトップに立った2人がたどり着いた共通の結論でした。
とは言え、早くからタブレットを導入する事例もある
シリコンバレーや日本のエンジニアの中には、子どもが生まれた直後からスマートフォンに触れさせる家庭も一定数います。
これは「自由に使わせる」というよりも、テクノロジーを特別なものとして隔離するのではなく、環境の一部として自然に接触させるという思想に基づくものです。
同様に、シリコンバレーでも一枚岩ではなく、テクノロジーとの向き合い方は分かれています。
スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツのように制限を重視する家庭がある一方で、幼少期からタブレットやアプリを学習ツールとして積極的に活用する家庭も存在します。
この考え方に共通しているのは、単に「早く与える」ことではなく、適切な環境と使い方を前提に、テクノロジーへの適応力を育てるというスタンスです。
つまり、早期導入は「放任」とは異なり、コントロールされた前提での慣れを重視するアプローチといえます。
我が家はデジタルネイティブを育てることを重要視して早期導入派になった
我が家はこれらの情報をもとにデジタルネイティブを育てることに決めました。
これは親である自分がエンジニアだからであることも大きいが、同世代よりも多様な選択肢を増やすためです。
可能な限り、子供が興味を持つベクトルを本人を尊重したうえでコントロールし、将来的に役に立つような経験を得られるようにしたい狙いがあります。
また、自分の話になってしまうが、ある程度のゲームを含む娯楽を楽しむと、刺激が足りなくなり飽きてくるフェーズがやってきます。
このときにゲームを作りたいであったり、イラストを書いてみたいという考えへ切り替わる淡い期待を持っています。
将来性を考えるとiPad A16じゃなくてiPad Air M4が最も効率的と判断
子供用であれば、エントリーモデルであるiPad A16を選びたくなるが、長期目線になると少し考えたほうが良い。
iPad A16とiPad Air M4の比較は以下のとおりです。
| 項目 | iPad A16 | iPad Air M4 |
|---|---|---|
| チップ | A16 | M4 |
| CPU性能 | スマホ上位クラス | Macクラス(大幅に高性能) |
| メモリ(RAM) | 約6GB | 12GB |
| ストレージ | 64GB / 256GB | 128GB〜1TB |
| ディスプレイ | 10.9インチ | 11インチ / 13インチ |
| 画面性能 | 標準(非ラミネート) | フルラミネーション・高輝度 |
| Apple Pencil | 第1世代 / USB-C | Pencil Pro対応 |
| 重量 | 約477g | 約458g(11インチ) |
| 価格(新品目安) | 58,800円〜 | 98,800円〜 |
| 発売位置づけ | エントリーモデル | ミドル〜ハイエンド |
残念ながら、価格については倍近く違います。
そして、パット見たときの見た目も全く同じですし、どちらも指紋認証です。
使用できるアクセサリにも違いはなく、どちらもApple Pencilとキーボードを別売りですが使用することが出来ます。
それなのに価格は倍です。
iPad A16とiPad Air M4の大きな違いはメモリ容量の差ー長期目線で最も重要な指標
価格差が倍近くでもiPad Air M4を選択した理由はメモリ容量です。
メモリ容量の差が最も重要で、iPad A16だと6GB、iPad Air M4だと12GBとなっております。
これは、iPad Pro M4の8GBよりも多く、以下にiPad Air M4のメモリ容量が優遇されているかがわかります。
近年のデバイスは、AIを動かすことを目的としてメモリ容量を増設する傾向にあります。
GenemiやChatGPTは、サーバーへ情報を送ることでデバイスの性能に依存せずに使用することが可能ですが、個人情報などの流失などの観点で扱いには注意が必要です。
気軽に使用するためには、デバイスの内部でAIを動かす必要があり、メモリが12GBあればある程度は動かすことが出来ます。
将来的なiPadOSのサポートやAIへの適応を考えるとiPad A16だと物足りず、iPad Air M4くらいの性能が欲しいところです。
さらに世界情勢を見ていると、半導体の価格が値上がりしており、iPadの価格も相対的に上がっていくことが予想されます。
iPad Air M4は、前モデルから価格が据え置きされつつも、メモリ容量が増えているため、購入タイミングを考えると今がベストだと思いました。
iPad A16を選択した場合の最も最悪な結果は、やりたいことができないことを理由に動画閲覧のためのマシーンになってしまい、結果として外部からの娯楽に依存することが考えられます。
これらのあらゆるリスクと将来への選択肢を考えてiPad Air M4の導入を決めました。
iPadに興味を持ってもらおう!カラーは選ばせるべし
iPad Air M4を家族全員に配布するために3台用意しました。
価格が高いため、新品未開封のパッケージが若干汚れている訳アリ品を購入したり、ヨドバシカメラの学割などを使用して可能な限りコストを抑えました。
以下が、ヨドバシカメラで購入した90,000円とポイントバックが貰えたスカイブルーのパッケージです。

続いて箱に汚れがあり、87,800円で売られていたスペースグレイとスターライトのパッケージです。

パッケージにかなり汚れがあるかと思っていたのですが、気になるようなレベルの汚れはなく、ただただ安く買えました。
また、未開封品であるためAppleのサポートも無事に1年からスタートできています。
これら3色を子供に選ばせて、残ったカラーを親が使うルールで配布しました。
(本音だと訳アリ品を選んだので、カラーの選択肢が無いだけではありますが。。。)
iPad Air M4のデザイン

改めて、今回購入したカラーは左から以下となります。
- スペースグレイ
- スターライト
- スカイブルー
iPad Air M4のラインナップとしては、この3色の他にパープルがあります。
個人的には、スペースグレイとスターライトがおすすめですし、多くのユーザーが選ぶ傾向にあると思います。
続いて、Apple Pencilの対応についてです。

iPad Air M4に対応しているApple Pencilは以下のとおりです。
- Apple Pencil Pro : 21,800円
- Apple Pencil(USB-C) : 13,800円
写真に写っているセンサーでワイヤレス充電が可能ですが、Apple Pencil Proにしか対応していません。
子供相手ですと、USB-Cでの充電はあまり任せたくないため、Apple Pencil Proが理想的ですが2万円超えはコスパが悪すぎます。
妥協しても、Apple Pencilにした場合でも1万円を超える点についても注意が必要です。
続いて、上部には、カメラとTouchIDこと指紋認証センサーがあります。

iPad Proであれば、顔認証が可能ですがiPad Airだと指紋認証となってしまいます。
なお、3歳の指では指紋認証センサーを覆い尽くすことができないデメリットがありました。
これにより、指が小さい子供は指紋を登録することができない問題があります。
そのため、小さい子供はパスワードロックをしないか、親が介入する必要があります。
幼稚園・保育園児は防御力と扱いやすさを重視したケースを選択ーProCase

子供用のiPadケースは、数年前までほとんどありませんでしたが、現在は豊富にあります。
今回選んだのは、ProCaseという子供用のケースとなります。
iPad Air M4の専用ケースを購入し取り付けた結果がこちらです。

全体的にフィットしているように見えますが、右側のカメラにやや干渉しています。
標準でインカメラを使用するのであれば問題ないですが、カメラをより広角に設定するとケースが映り込んでしまうデメリットがあります。
背面には、持ち運び可能なスタンドとApple Pencilの収納箇所があります。

Apple Pencilの収納箇所には、Seriaで購入したタッチペンを収納させています。
子供には、Apple Pencilはオーバースペックな印象があるため、まずは100円ほどのペンで様子を見ています。
ステップアップしたいと相談を受けた場合、純正のペンやサードパーティのペンなどを考慮して検討する予定です。
子供向けのケースであるため、スタンドが良い感じに持ち手になります。

このスタンドは角度調整が可能で、良い感じの角度でピッタリと止まります。

最大まで角度を広げると、ちょうどペンでお絵描きする角度になります。

これでSeriaのペンでお絵かきができるので、幼稚園・保育園児向けのセットとしては最適化されています。
小学生は軽さとある程度の防御力でケースを選ぶーESRのFlipケース
次は、妻や小学生向けのケースとしてESRのFlipケースを選びました。
Flipケースは、ある程度の収納と耐久性に優れており、スタンドできる角度も豊富な特徴があります。

ケース自体は、結構ゴツゴツしており、デザイン性よりも利便性を重要視している印象です。

角度については、3段階まで調整することが可能です。

縦置きにも対応しておりますが、角度調整はできないため、オマケ機能程度にとどめておくとよいでしょう。

最後にガラスフィルムもESRのものを選択しています。

理由としては、ESRのケースを選んでいるため、ケースと干渉しないようにメーカーを揃えました。
子供のiPad利用を守るスクリーンタイムの基本設定
iPadには標準機能としてスクリーンタイムが搭載されており、アプリの使用時間・コンテンツの閲覧制限・課金制限などをまとめて管理できます。
設定は「設定アプリ → スクリーンタイム」から行うことができ、導入直後に必ず設定しておくことをおすすめします。
- 休止時間:指定した時間帯はアプリを使用不可にする(例:夜21時〜翌朝7時)
- App使用時間の制限:YouTubeなど特定カテゴリのアプリを1日○分までに制限する
- コンテンツとプライバシーの制限:年齢に合わないアプリ・Webサイト・映画などをブロック
- 課金制限:子供が勝手にアプリ内課金できないようパスコードでロック
スクリーンタイムにはパスコードを設定しておくことで、子供が設定を勝手に変更できなくなります。
我が家では休止時間とYouTubeの使用制限を組み合わせることで、動画視聴への依存を大幅に緩和できました。
更にアプリのダウンロードには、承認が必要で、勝手にアプリを入れて遊ぶこともできないようにしています。
もちろん、課金等についても承認が必要です。
ファミリー設定していれば、親が購入したアプリも子供が利用することができる点もメリットです。
追加で設定したいポイントとしては、Google検索の管理です。
Googleの子供用のアカウントを作成し、ログインさせることで検索結果を管理することができます。
ゲームの攻略やイベント情報等は閲覧できますが、一次情報以外は閲覧できないような状態です。
結果としてiPadを配布してどうだったか?
家族全員へiPad Air M4を導入して2週間以上経過しました。
導入して思ったことをまとめてみます。
- 処理が早いため、「遅い」などのストレスが消えた
- 自分で撮影してiPadでイラストを作り、プリンターで自作のシールを作り始めた
- YouTubeが見ることが増えたが、スクリーンタイムで完全に制御して依存を緩和
- Apple Pencilやキーボードはまだいらないし、使えないは正しかった
- 調べ物は、Googleで検索するようになった
今後、M4チップというMacbookにも使用されているプロセッサで何年使えるかが鍵となってきますが、今のところはスペック不足になる心配はなさそうです。
セキュリティや閲覧制限は、Appleのファミリー設定とスクリーンタイム、Googleアカウントの子供用アカウントにより、厳しく制御できる点も大きなメリットです。
大人である妻からのフィールドバックとしては、M4チップによる処理性能の高速化でiPad第9世代と比べ物にならないほど快適だと言っております。
アプリの立ち上げも早く、何不自由がない点が最大のメリットでしょう。
逆にiPad A16を購入していたら、2年ほどで動作が遅いと感じる未来が容易に想像できます。
小学生でも高学年、あるいは中学生になったタイミングでキーボードを取り付けるとより効率性が上がるでしょう。
同じタイミングでApple Pencilも導入することでノート代わりにもなるため、子どもの成長に合わせてアクセサリを加えていきたいです。


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