冬が来た!シマエナガが来る!
北海道も11月となり、初雪が来た。
カメラを始めた道民なら真っ先に挑戦したいのが、野鳥撮影の中でもシマエナガの撮影だ。
シマエナガは、北海道の全体的に生息しており、中島公園から大通り公園まで出没する。
遭遇難易度としては、比較的に楽な方であるとは言えるだろう。
そんな、シマエナガを撮影したくなった筆者が撮影のための条件を調べた内容をまとめる。
シマエナガは日本で二番目に小さい鳥
シマエナガは、エナガの亜種として日本では北海道のみに生息する鳥である。
この鳥は、日本で二番目に小さい鳥である。
体調は、わずか14センチ程度で、スズメよりも小さい。
さらに白い体毛により、雪にカモフラージュされるため、見つけるのも困難だろう。
ただし、群れで行動することが多いため、鳴き声を覚えていれば比較的に見つけやすい点が唯一の救いだ。
薄々気づいているが、野鳥撮影のデビュー戦の相手がシマエナガであることが間違っている自覚を持って進めていく。
シマエナガを撮影するためには望遠レンズとして600mmが必要みたい
シマエナガのような小鳥を撮影する場合、望遠レンズが必要となる。
自分が持っている最大の望遠レンズは、Tamronの70-300mmとなる。
300mmもあれば、多くの動物を捉えることができるが、小鳥となると話が変わってくる。
ネットでググってみると、シマエナガの撮影には、600mmの望遠レンズが必須であるため、ちょうど倍足りない。
なんなら、シマエナガ相手であれば、600mmでも足りるかどうかという世界である。
カメラ側でAPS-Cモードを使用してクロップしても、どこまで捉えられるかは微妙なところではある。
考えられる対策としては、x2のテレコンバータを使用する方法もあるが、F値が2倍になってしまう。
これらを元に「買う予定はないが」600mmレンズについて調べてみた。
なお、70-300mmのレビュー記事はこちらを参照してほしい。
前提としてSONY Eマウントの話
前提として、本記事ではSONYのEマウントをベースに話す。
もっと言えば、フルサイズのSONY制のミラーレスをベースとして話を進める。
NIKONやCANONには、素晴らしい望遠レンズが揃っている。
さらに距離を伸ばす、テレコンバーターも充実している。
後ほど解説するが、SONYのEマウントで解説するにあたり、テレコンの話も考慮して行く必要があるため、調べた内容を共有する。
前置きが長くなったが、早速理想的なレンズの話を解説していく。
SIGMA 60-600mmと150-600mm
SIGMAは、サードパーティ制の望遠レンズとして、信頼性がある。
シマエナガを対象とした場合、600mmのレンズは以下の2本存在する。
- 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sports
- 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports
大きさはたいして変わらないが、重量に関しては60-600mmが2,485gで150-600mmが2,100gと違いがある。
価格的にも60-600mmが27~33万万円ほどで、150-600mmが15~18万円ほどとなるため、150-600の方が価格的な軍配がある。
ただし、60-600mmの方が重量を除くと旅行などでの使いやすさも含めて、価値があるはずだ。
本題のシマエナガの撮影という観点では、150-600で良いため、予算と重量で相談するとよいだろう。
TAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057)
TAMRONからは、500mmのレンズとして「150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD」がラインナップされている。
価格は、13~16万ほどとなる。
重量は、1,725gとなっており比較的に軽いレンズとなる。
ただし、500mmであるため、他メーカーの600mmと比較するとやや見劣りするデメリットがある。
価格的には、SIGMAの150-600に近いため、重量か600mmのどちらかを選択する考えでよいだろう。
SONY SEL200600G
SONYの純正レンズで、200-600mmまで対応している。
価格は、25~32万円となる。
重量は、2,115gとなっており、軽くも重くもない分類となる。
F値に関しては、F5.6-6.3となっている。
このレンズは、インナーズム方式であるため、三脚へ乗せたときのバランス問題も起きない。
数値だけ見ると、SIGMAの150-600の方が扱いやすく、価格も10万円以上異なっているが、オススメは「SEL200600G」となることを解説する。
テレコンバーターを考えるとSONY純正のSEL200600Gに軍配
SIGMAもタムロンも、Eマウントのテレコンバーターをラインナップしていない。
おそらく、サードパーティ制のレンズとして、テレコン関係のライセンスにより作成できないことが挙げられる。
テレコンを使用することを考えると、SONY純正の1.4倍または2倍のテレコンを購入した上でSEL200600Gを使用するしかない。
サードパーティ制のテレコンやレンズを使用すると、オートフォーカスができない情報もある。
そのため、将来的な拡張性を考えると、SEL200600Gの一択となってしまう。
もちろん、500mmであったり600mmで十分な人は、SIGMAやTAMRONを選択することがベストだろう。
SONY純正の一択だが、価格が気になる
SEL200600G単体でも、25万円ほどかかる。
さらに、SONYのテレコンバーターも単体で6~7万円ほどする。
つまり、レンズだけでも30万円ほどする計算となる。
ここで改めて価値観の話になるが、シマエナガを完璧に撮影するために、レンズ単体で30万円も支払うべきなのか?を問う必要がある。
望遠の世界に入る前提であれば、SONYの純正の200-600mmレンズを購入して、あとからテレコンを購入することが最も合理的だと言えるだろう。
筆者の購入計画については、もう少し考えてから決めたいとは思う。
ひとまず、考えをまとめたので、あとは予算と相談して決めたい。
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