車のバッテリーを自分で交換した記録を作成する経緯
自分の車のメンテナンス環境について、いつもは身内に車好きが多いこともあり、依頼したら作業してくれることが多かった。
ただ、いつまでも頼ってばかりだと自分が成長しないため、思い切って自分で車のバッテリー交換を実施した記録となる。
本ブログへの記述は、自分が忘れないように作業記録を残すことが目的であり、実際に作業される場合は自己責任であることを重々理解して欲しい。
作業を推奨するものではないことを最初にお伝えしたい。
他人と異なり自分の場合は、困ったときに助けてくれたり、コメントをくれる環境であるため、思い切って作業しているだけであることを念頭に入れて読んで欲しい。
自分で車のバッテリーを交換することは、可能な限り避けた方が良いし、ガソリンスタンドなどで比較的に安く交換してもらったほうが良いだろう。
自分でバッテリー交換したほうが知識が深まり、コストが下がる
ディーラーでバッテリーを交換すると3万円以上はかかる。
そして、某大手カー用品店に行ってみると、バッテリーが3万円で売られていることもざらである。
Amazonなどのネット通販では、型式にあったバッテリーが5,000~10,000円ほどで安く売られているため、自分で交換すると2万円の節約になる。
また、車の仕組みであったりバッテリーの知識も深まるため、自分の性格とマッチしていたため、自分で交換することにした。
バッテリー交換をする際には、電気やバッテリー関連の知識が必要となってくる。
電気に興味があることもあり、知識を深めたいこととマッチししたこともあり、自分で車のバッテリーを交換したいと考えた経緯となる。
前置きが長くなったが、交換した記録を残していく。
ユアサのバッテリーを選択。メモリキーパーとモンキーレンチ、モバイルバッテリーがあればOK
今回購入したパーツは、以下の2点だ。
左がGSユアサの50B19Lに対応したバッテリーとなる。
右が、今回の主役であるメモリキーパーとなっている。
バッテリーの選び方についてだけど、車のバッテリーは、車の説明書に規格が書かれている。
あとは、アイドリングストップに対応しているかどうか?が重要となる。
今回は、ハイブリッド車であるためアイドリングストップ対応のユアサのバッテリーを選択した。
次に車からバッテリーを取り外したときに車やナビの保存している内容が削除されないためにメモリキーパーを準備した。
最近の車やナビは、バッテリー交換程度では走行データなどが消えないようになっているようだが、古いナビを使用しているため、今回はメモリキーパーを準備している。
前にヴェゼルを電欠させてしまったことがあるんだけど、その際には時刻などが狂っていた。。。
このメモリキーパーは、OBDCIIに対応しており、モバイルバッテリーへ繋げて差し込むだけで使用できる。
ただし、どの車種にも使えるわけではないため、十分に調べてからメモリキーパーを選択したほうが良い。
メモリキーパー本体は、LEDランプが3つある程度のシンプルデザインとなっている。
あとは、バッテリーの取り外しに使用したモンキーレンチだけだ。
初めにメモリキーパーを設置する
前提として、車に装着しているドライブレコーダーなどの電気類は、シガーソケット等から外してから作業を開始する。
バッテリー交換を実施する前に、メモリキーパーをOBDCへ接続していく。
ヴェゼルのOBDCは、電源ボタンの裏側辺りにある。
あとは、ポータブル電源やモバイルバッテリーへメモリキーパーを接続し、ODBCとつなげることでLEDランプが点灯する。
真ん中と右のランプが光っていれば作業を開始して良いみたいだ。
ヴェゼルからバッテリーを取り外し
本作業として、バッテリーを取り外していく。
取り付けられているバッテリーは、BOSCH製のものなんだけど、インジケーターは緑色であり、正常を示している。
ただし、ちょい乗り運転と寒冷地であるため、電圧が低くなってきたため、交換する判断をした。
なお、某ブログにてヴェゼルハイブリッドのオススメバッテリーとして紹介されていたため信じて購入したのだが、このバッテリーはアイドリングストップに対応していないものだった。
色々と重なったこともあり、2年ほどでこのバッテリーを交換する経緯となった。
話を作業に戻して、まずは、マイナス側から外していく。
車のバッテリーは、必ずプラスが最後に残っている状態をキープする必要がある。
そのため、マイナスだけついている状態にしてはいけないため、この知識を抑える必要がある。
また、端子なりの金属が他の金属と接触してショートしないように、今回はタオルを使用している。
外したマイナス端子は、タオルで巻いており、通電しない状態をキープしている。
最後にプラス側の端子を外して、車体からバッテリーを取り外す。
あとはバッテリーに取り付けられているボルトを外して、バッテリーを車本体から外す。
液漏れなどはないため、砂埃が多少ある程度であったから、掃除は割愛した。
外したバッテリーはこちら。
取り外したバッテリーの端子は、養生テープなどで通電しないように保管する。
破棄は、ディーラー、カー用品店、ガソリンスタンドなどで対応してくれる。
バッテリーを外した状態での、メモリキーパーはこのようなランプ状態となっている。
左側のランプが光っていれば、メモリをキープしている状態となる。
ヴェゼルへユアサバッテリーを取り付け
次にユアサのバッテリーをヴェゼルへ乗せて取付作業を開始する。
もちろんではあるが、バッテリーの端子の向きは必ずチェックするようにしよう。
先ほども申し上げたとおり、最初はプラス端子から取り付けする。
プラス端子の取り付けを完了したら、素早くカバーを取り付けて、ショートをしないようにする。
次にマイナス端子を取り付ける。
これでバッテリー交換作業としては完了となる。
交換完了後のメモリキーパーは、真ん中のLEDランプの点灯に戻っていれば成功だと思って良い。
この状態まで来たら、メモリキーパーをOBDC端子から取り外して作業を完了する。
バッテリー交換後の動作チェック
バッテリー交換後にメモリキーパーが外れていることを確認して、車のエンジンを起動する。
問題なくエンジンが始動し、走行距離や時刻などのデータがキープされていることを確認する。
次にカーナビ側の登録地やBluetoorhなどの設定項目が保存されていれば、バッテリー交換作業は成功だと言える。
バッテリー交換後に念の為に充電
一応、バッテリー交換後にバッテリーを充電しておく。
前回、車のバッテリーが上がってしまったときに購入した充電器を使用する。
バッテリー充電のためにAnkerのポータブル電源を使用して作業を実施する。
バッテリーへの接続方法も、最初にプラスから接続し、最後にマイナスを接続する。
まずは、電流は2Aからスタートした。
電圧は、12V。
バッテリー容量は、「Lo」であるため、充電が必要な状態であった。
なお、普通であれば車のエンジンをしばらく付けてあげたり、車でドライブすることで勝手に充電されていくため、バッテリーの充電作業までは必須ではない。
バッテリーの充電は、5時間ほどで「FULL」となった。
充電が完了したら、充電器を取り外すんだけど、最初にマイナス端子から外して、最後にプラス端子を外す。
(常にプラスが残っている状態を意識する。)
一通りのメンテナンスも完了して動作も問題ないため、バッテリーに取り付けられていた手持ち用のフックやボルトカバーを取り付け、バッテリー交換作業としては完全に終了する。
バッテリー液の補充
ネットで購入したため、どのような保管方法がわからないんだけど、バッテリー液が減っていたため、バッテリー液を補充する。
バッテリー液は、写真の真ん中にある6個の「+」(端子じゃないよ!)の蓋を開けて確認する。
詳しくは、ユアサの説明書に書いてあるんだが、一定の水位まで満たしている必要があるため、バッテリー液の補充を実施した。
バッテリー液は、ネットショップよりもカー用品店の方が安いので、足を運んで購入したほうが良いだろう。
今回購入したバッテリー液は、メジャーなものだと思っている。
補充方法は、色々あるんだけど今回は自作した液体入れを使用して補充した。
注意点としてはホコリなどの不純物が入らないようにしなければならないため、きれいな道具を使用する必要がある。
バッテリー液の補充を完了したあとは、隣の蓋も開けてチェックし、補充が必要であれば入れていく。
注意点としては、バッテリーに入っている液体には、「硫酸」が含まれている。
硫酸は、腐食性が強く、皮膚炎を起こす可能性がある危険な液体となっている。
そのため、目に入ってしまうと失明するリスクもあるし、触るだけでも皮膚炎を起こす可能性がある。
さらにバッテリー液を入れすぎてしまい、溢れ出たり、走行中に吹き出したりしてしまうと、車体が腐食する危険性がある。
補充するのであれば、入れすぎないことを意識して、どちらかと言うと足りないくらいを意識して入れたほうが良いと感じた。
なお、バッテリー液の点検作業は自動車学校でならうという話もあったので、一応必須スキルらしい。
ただ、リスクがあるので、基本的にはディーラーに任せてしまって、定期点検してもらうことが一番良いだろう。
まとめ!交換コストと知識は深まったが、絶対に自分で交換することをおすすめしない
まとめとして、期待していた知識を深めることと、交換コストの削減は達成することができた。
知識は深まったことで、他人が自分でバッテリー交換したいと相談を受けたら絶対に止めるだろうというのが結論となる。
特に以下の2つのリスクが大きすぎると感じた。
- バッテリー交換時の電流の事故の可能性
- バッテリー液補充失敗時の硫酸の取り扱い
第一に車のバッテリー交換の失敗は、ショートや人体的な影響もあるため、リスクが高すぎると感じた。
基本的には、ディーラーや大手カー用品店、ガソリンスタンドなどで交換したほうが絶対に良い。
また、BOSCHのバッテリーはMF(メンテフリー)だったため、バッテリー液を意識しなくてよかったんだけど、ユアサのバッテリーはメンテナンスが必要となる。
これによるバッテリー液の補充作業で、吹き出し等で硫酸が出てくると、人によっては大きな肌荒れが発生するし、目などに入ったときの失明リスクもある。
これらを総合すると、自分で自分の車だからやるけれども、他人に依頼されてもやりたくはないと感じた。
繰り返しだが、他人が自分で交換したいと発言しても「やめたほうがいい」とコメントする結末で締めくくりたいと思う。
最後に今回使用したバッテリーやメモリキーパーを記録するが、将来の自分への記録という意味が強く、交換される際は念入りな知識と覚悟、自己責任であることを重々に理解してから作業されたほうが良いだろう。
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