ハクバのカメラバッグ「GW-ADVANCE」をレビュー!

中期的に海外へ行く予定があるため、大容量なカメラバッグを探していた。
Peak DesignやUlanziなど様々なメーカーがあるが、国内メーカーの「ハクバ」を選択した。
ハクバは、高品質で痒いところに手が届き、Peak Designよりも安い価格設定となっている。
ハクバの中でも上位モデルは、「GW-PRO」でエントリーモデルが「GW-STANDARD」に分類される。
今回購入した「GW-ADVANCE」は、上から2番目あたりのブランドとしてラインナップされている。
ハクバのカメラバックは、以下のように2万円以下で売られているバッグもあるため、メーカーとしても気になっていた。
「GW-ADVANCE」は、約2.7万〜3万円とやや高いが、上のリンクのものは1.6万から購入できる。
なお、今回購入したモデルは、開閉時に背面が汚れないリアゲートモデルを購入した。
フェイスゲートモデルもあるので、好みに合わせて選ぶことが可能だ。
「GW-ADVANCE」の収納力は26L!
「GW-ADVANCE」のサイズは、17Lと26Lの2つのラインナップがある中で、今回は26Lを購入している。

内部構造は、可変式の仕切りを採用した「ディバイダーシステム」が採用されている。
公式サイトの説明によると、カメラに超望遠レンズを装着した状態でも収納することができるようだ。
シチュエーションとしては、α7IVへSONYの400-800mmレンズを装着し他状態でも収納することが可能だ。
レンズを複数収納するだけではなく、NDフィルターやサブカメラなど様々なアイテムを収納することができる。
ビデオ雲台なども収納することができるため、殆どのカメラ機材を持ち運ぶことが可能だ。

反対側のファスナーポケットは、2つ用意されており、透明であるため中身を目視できる。
また、16インチのノートPCが入るほどのスリープポケットも用意されており、MacbookやiPadも収納することができる。
その他の収納としては、本体の外側に小さい収納が用意されている。

この収納は、薄い物しか入らないため、クリーナーなどを入れると良いだろう。
ショルダーには、CASETiFYのフックであるカラビナを取り付けることができる。

カラビナは、海外旅行の際にスマホなどの盗難対策として使用することが期待できる。
「GW-ADVANCE」のクイックアクセス
「GW-ADVANCE」には、上位にクイックアクセスが用意されている。


開閉すると凹みのあるような状態となる。
所持しているカメラが「α7cii」であるため、大きさ的に持て余してしまうが、NIKONのZ9が入るであろうスペースが用意されている。

サイドにもクイックアクセスが用意されており、こちらにサイドカメラを収納することができる。
すぐに取り出したいメンテナンスアイテムなどをサイドのクイックアクセスに収納しておくとよいだろう。
「GW-ADVANCE」の背面には強力なエアクッション
「GW-ADVANCE」の背面には強力なエアクッションが採用されている。

空気の流れや汗や蒸れを意識した「エアベンチレーションシステム」が採用されている。
大型のバッグであるため、汗やクッション性が重要となるため、重宝するシステムとなる。
「GW-ADVANCE」にはレインコートが収納されている
「GW-ADVANCE」にはレインコートが収納されている。
下部の収納を開けるとレインコートカバーを取り出すことができる。


おしゃれなレインコートカバーは、簡単に脱着が可能だ。

レインコートの固定は、ショルダー部分にフックを引っ掛けることで固定することができる。

注意点としては、カバンにピッタリとしたサイズであるため、サイドポケットに三脚があるとレインカバーを取り付けできないだろう。
「GW-ADVANCE」は、ジンバルと三脚の両方を持ち運べる
「GW-ADVANCE」を選んだ理由としては、三脚とジンバルの両方を持ち運べる点が挙げられる。

自分は、TAMRONレンズを愛用しているため、動画撮影時のステップノイズを抑えるためにジンバルを使用している。
写真を使用するときは、三脚が欲しい場面もあるため、両方収納できるカメラバッグを探していたら「GW-ADVANCE」がヒットした。
三脚の固定は、サイドのベルトを使用し、2脚をポッケに指し組むことで安定させることができる。

ジンバルの固定はやや難しく、しっかりとジンバル本体を固定したあとにベルトで引っ掛けるように固定する必要がある。

固定してしまえば、歩行時に落ちることはないので、使用したいときに簡単に取り出すことができる。
「GW-ADVANCE」の運用上のデメリットは重さ
当たり前だが、「GW-ADVANCE」は26Lの大型のカメラバックであるため、カバン本体の重量も重い。
例として持ち運びたいものを贅沢に選定した場合の重量の計算をしてみる。
製品 | 重量(g) |
---|---|
GW-ADVANCE(本体) | 2,440 |
leofoto LS-324C+LH-40 | 1,880 |
leofoto BV-15 | 1,300 |
DJI RS3 mini | 850 |
SONY α7cii | 429 |
TAMRON A063 | 540 |
TAMRON A046 | 420 |
TAMRON A047 | 545 |
ECM-M1 | 65 |
合計 | 8,469(8.4kg) |
ざっと思いつく限り書いてみたが、わがまま構成だと8.4kgとほぼ10kgに近い数値となる。
収納的には、まだまだ余裕があるため、サブカメラや別のレンズ、超望遠レンズを収納すると10kgは余裕で到達する。
Macbookも持ち運ぶと確定で10kgは超えるだろう。
結論としては、三脚とジンバルの両方を持ち歩くことは現実的に厳しいと感じる。
さらにビデオ雲台も持ち運ぶのであれば、ジンバルを置いていくなり、レンズを最小限にするなど考慮する必要がありそうだ。
現実的に26Lの収納があっても、重量や体力的な問題があると感じた。
「GW-ADVANCE」へウエストサポーターとしてウエストベルトを導入してみる
重量が重くなることは想定内なので、ハクバ純正のウエストベルトを購入しておいた。

ウエストベルトの左右には、小さいポケットが2つ用意されている。

ポケットの収納は小さく、小物程度しか入らない。

ウエストベルトには、ハクバの特定のバックに取り付けられるファスナーが用意されている。

「GW-ADVANCE」の裏面からウエストベルトを通すことで、ファスナー経由で接続できる。
これにより、ウエストサポーターとしても機能させることができる。


ウエストベルトの長さも調整することができるので、バッグの重量を体に分散させることができる。
26Lもの大きいカバンだからこそ、ウエストベルトはほぼ必須と考えてよいだろう。
まとめ!「GW-ADVANCE」は重量を気にしながら運用するため、使い手側の力量が問われる!
まとめとして「GW-ADVANCE」は、複数のカメラや超望遠レンズ、三脚、ジンバル、ノートPCなどをすべてのアイテムを収納できる大容量バックとして紹介することができる。
しかしながら、このバッグを満タンにすると重量が10kgを超えるため、多くの人はアイテムの取捨選択が必要となるだろう。
筋肉質でない限り、基本的には空白がある状態で運用することが望ましく、超望遠レンズを必要とするかどうか?で26Lを選択すれば良いと感じられる。
望遠レンズを使用しない場合は、17Lモデルを検討してみても良いと思う。
今年は、一時的に海外へ行くことになるので、「GW-ADVANCE」のような大きいバッグはカメラだけではなく、お土産なども多く収納できることがで期待できる。
また、海外行きの飛行機でもギリギリ機内持ち込みができるサイズとなっている。
もちろん、ギリギリの大きさであるため、詳細は航空会社が定めている大きさや重量をチェックする必要があるので、参考までにして欲しい。
ハクバのバックが高品質であるため必ずしも「GW-ADVANCE」を選択する必要はないだろう。
コスパを重要視するのであれば、18Lサイズのトレック04もオススメできる。
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