カメラブランドで有名な「PEAK DESIGN」ストラップ「SL-BK-3」をレビュー!
今まで使用してきたカメラのストラップは、「α7c ii」に付属していたSONY純正のストラップを使用していたんだ。
ただ、ジンバルなどを乗っけるときに取り外しが面倒だったので、「PEAK DESIGN」のアンカーリンクスを使用してた。
「Peak Design」のアンカーリンクスは、どんなストラップでも赤いポチ丸であるアンカーを引っ掛けることで、脱着が楽になる素晴らしい製品であることは間違いない。
「Peak Design」のアンカーリンクスには、不満がなかったんだけど、純正ストラップに対して、以下の不満がでてきたんだ。
- 長さ調整を楽したい。片手でできないか?
- ストラップ素材を改善したい。純正は固く肌触りが好みではない
- カメラを腰に回すことができない
特に三番目の「カメラを腰に回すことができない」が改善したいポイントで、純正ストラップでは首掛けしかほぼできず、長さ調整に課題があった。
せっかく、「Peak Design」のアンカーリンクスを使用していることもあり、奮発してストラップも「Peak Design」ものを採用した。
「Peak Design」のストラップは、ストラップの長さ調整がスムーズに調整できる特性があるんだ。
購入した製品は、「SL-BK-3」となる。
解説の前提として、α7c iiにSmallRigを取り付けている運用で解説していきたい。
そもそも、PEAK DESIGN「SL-BK-3」と「SLL-BK-3」の違いは?
今回購入した「SL-BK-3」と全く持って同じである「SLL-BK-3」の違いについて、まずは触れておきたい。
「SL-BK-3」と「SLL-BK-3」は、型番が似ているだけではなく、Googleで検索しても違いについてそれほど触れられていない。
そのため、本サイトにて具体的な違いを以下の表にまとめた。
スペック | SL-BK-3 | SLL-BK-3 |
---|---|---|
カラー | ブラック/アッシュ | ブラック/アッシュ |
ストラップ長 | 99-145cm | 99-145cm |
ストラップ幅 | 4.5cm | 3.2cm |
重量 | 148g | 104g |
同梱物 | ・アンカーマウント ・アンカー x 4 ・六角レンチ ・ポーチ(ブラック) | ・アンカーマウント ・アンカー x 4 ・六角レンチ ・ポーチ(グレー) |
価格 | 11,880円 | 10,230円 |
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結局のところは、ストラップの幅が大きな違いである。
楽器の「ベース」をやっていた身としては、ストラップの太さは肩こりや腰の負担を軽減する効果がある。
そのため、長く使用することを考えてストラップが太い「SL-BK-3」を選択したんだ。
ストラップの幅をイメージしやすいように、α7c iiの液晶デイスプレイと比較してみたんだけど、上の位置に合わせてちょうど表示領域が見切れるあたりまでの幅となる。
ストラップの選び方についてだが、男性であれば、「SL-BK-3」良いと思うが、女性であれば「SLL-BK-3」を選択すればよいと思う。
なお、価格については1,000円ほど異なるが、楽天市場にてクーポンやポイントアップが多い製品は「SL-BK-3」であるため、実質的には価格は一緒なイメージだった。
1万円の製品ではあるが、「SL-BK-3」のみ追加で10%ポイント付与があるのであれば、「SLL-BK-3」と同じ9,000円ほどで購入することができる試算となった。
PEAK DESIGN「SL-BK-3」の同梱物
PEAK DESIGN「SL-BK-3」のパッケージはこちら。海外製品感が強い印象を受ける。
「SL-BK-3」の箱を開けるとすぐに製品が見える方式は、流石ブランド製品であると感じられた。
後ほどストラップの詳細について解説するため、まずは同梱物について触れていく。
すでに比較表にて説明したが、「SL-BK-3」の同梱物は以下となる。
・アンカーマウント
・アンカー x 4
・六角レンチ
・ポーチ(ブラック)
「Peak Design」には、偽物が多く出回っているためか、正規品の証明書のようなものがあった。
専用のポーチは、非常に質が良いが、使うことはないだろう。
また、使い方のガイドがイラストでわかりやすく書いてある点もGOOD。ここは後ほど解説していく。
アンカーマウントも付属している点も好印象。
アンカーマウントを取り付ける専用の器具も付属している。
このように器具の角にスライドさせる形でマウント部分を開くことができる。
この「開く」ために設計された器具がある点もブランドならではであると感じられた。
カメラの下部に取り付ける。アンカーマウントも存在している。
後ほど解説するが、所持しているα7c iiには、リグである「SmallRig」を取り付けている。
そのため、基本的にはアンカーマウントを使用することはない。
PEAK DESIGN「SL-BK-3」、ストラップとしての使い方を解説
PEAK DESIGN「SL-BK-3」の長さ調整方法について解説したい。
「SL-BK-3」の長さを調整するには、銀色のレバーを上に持ち上げることで調整することができる。
持ち上げた金属レバーをそのまま上下に引っ張れば、簡単に長さ調整できるんだ。
そのため、念願であった片手での長さ調整が簡単に実現できているんだ。
このストラップ素材は、車のシートベルトに良く似ており、滑りが良いため、長さ調整も簡単にできる印象を受ける。
丁度良い長さまで調整できたら、最後に金属レバーを下げればロックされる。
このストラップ調整は、2箇所についており、ストラップをアンカーへ引っ掛ける時に前と後ろを気にする必要もないんだ。
また、ストラップの肩に触れる部分には滑り止めのような素材が付いている。
ただし、滑り止め素材は、外側についている謎の仕様である。
滑り止めを活用するためには、ストラップをひねった状態にする必要があるため、注意して欲しい。
PEAK DESIGN「SL-BK-3」は、首かけ、斜めがけ、ショルダーかけの3つのかけ方がある
PEAK DESIGN「SL-BK-3」には、ストラップの使い方が軽く書かれている。
今回紹介したいのは、以下の3つのかけ方だ。
具体的には、カメラの上部左右に対してアンカーを装着する方法が「首かけ」となる。
斜めがけは、カメラ上部の左右いずれかとカメラ下部の中央にアンカーを装着する。
ショルダーかけは、カメラ上部の左右または、下部に装着することが想定されている。
主にではあるが、以下の2つのパターンな主な使い方になるとまとめることができるだろう。
- 上部左右または上部へアンカーを取り付けている
- カメラ上部の左右いずれかとカメラ下部の中央へアンカーを取り付ける。
それぞれの方法やSmallRigとの相性についてレビューの本題に触れていきたい。
PEAK DESIGN「SL-BK-3」首かけパターン
王道な首かけパターンについて紹介する。
首かけパターンは、カメラに対して左右にアンカーを取り付ける。
今回購入した「SL-BK-3」を取り付けるとこのような感じになる。
左右にアンカーを取り付けるため、首にストラップをかけたときに最も安定する形態となる。
PEAK DESIGN「SL-BK-3」斜めがけ:パターン1
次に斜めがけのパターン1について述べていきたい。
斜めがけの場合は、カメラの下部にアンカーを取り付ける必要がある。
そのため、今回の場合はSmallRig側にストラップを取り付ける。
パターン1では、写真中央の銀色の棒の部分にアンカーを取り付けていく。
取り付けるとこのような感じになり、バッテリーボックス側にアンカーが入る状態となる。
バッテリーボックスの空間に収まるため、このようにアンカーの収まりも良くなる。
上から見るとこんな感じ。
バッテリーボックスを開けたいときに、アンカーが干渉することもないため、運用として問題がないことがわかる。
ただ、見た目としては3箇所にアンカーがあるため、やや違和感がある。
机に置いたときに、バッテリーボックスの空間にアンカーが収まるため、ガタツキもない。
ただし、ストラップを付けてしまうと、ストラップを踏んでしまう構図となるため、バランスが悪くなる。
レンズでバランスは取れているが、水平が保たれないため、あまりオススメできない取り付け位置かもしれない。
PEAK DESIGN「SL-BK-3」斜めがけ:パターン2
続いて、オススメなパターン2について述べていきたい。
パターンにでは、SmallRig側の端にあるストラップ用の穴にアンカーを取り付けてみた。
SmallRigの取付穴にくぼみがある状態であるため、アンカーの紐が地面に干渉することもない。
机の上においても、紐の部分の収まりが良いため、ガタツキもない。
カメラで紐を踏みつけることもない。
また、パターン1で課題があった、ストラップを付けて机においたときのガタツキも解消されている。
いろいろな取り付け方を考えたが、斜めがけの場合は、パターン2の位置でアンカーを取り付けた方が良いだろう。
アンカーを3つ取り付けているため、首かけと斜めがけを自由に切り替えられる点もGOODポイントとなる。
PEAK DESIGN「SL-BK-3」とアンカーとの比較
最後にすでに所持ししており、SONY純正のストラップへ取り付けていたアンカーリンクスを比較していきたい。
比較してみると、「SL-BK-3」のアンカーマウント部分と、アンカーリンクスのマウントパーツは全く同じものが採用されているようだ。
なので、滑りやすさやマウントの強度などは全く同じであることがわかる。
お気に入りのストラップがすでにあるのであれば、アンカーリンクスを使用することで、利便性だけが向上させることができるだろう。
最後に「SL-BK-3」のデザインについてだが、要所要所に「PEAK DESIGN」文字やロゴが散りばめられている。
ショルダー部分にもさり気なく「PD」が散りばめられており、主張しているようで主張していない点がGOODポイントとなる。
「PEAK DESIGN」ストラップの全体的な印象としては、品質の良い作り込むと耐久性が高い設計力を感じられた。
「PEAK DESIGN」ストラップが壊れるイメージが殆ど無いし、汚れにも強そうなので、一生物のようにも感じられる製品となる。
まとめ!PEAK DESIGN「SL-BK-3」を買っておけばストラップの悩みが無くなる
まとめとして、カメラストラップとして有名なニンジャストラップなど様々なストラップを検討したが、大道のPEAK DESIGNのストラップを購入した。
PEAK DESIGN「SL-BK-3」の設計や耐久性は、想像を超えていたため、これさえ買ってしまえば後はストラップに対する煩悩を消し去ることができる。
カメラは、レンズ沼など様々な沼が存在するが、PEAK DESIGN「SL-BK-3」により、ストラップ沼からは開放される。
「SL-BK-3」もアンカーによるストラップの脱着ができるため、気軽にジンバルへ取り付けることができる。
今回紹介したアンカーの取り付け位置によるジンバルへの取り付けの支障もないため、無駄のない装備の切り替えが可能だ。
肩こり対策にもなる太いストラップが、長時間の持ち運び時の首や肩の負担を軽減してくれるだろう。
PEAK DESIGN「SL-BK-3」は、幅が大きいため、女性や子供にはストラップの太さを抑えた「SLL-BK-3」がおすすめとなる。
男性であれば、今回紹介したPEAK DESIGN「SL-BK-3」を購入することを本気でオススメしたい。
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