α7c iiへ大3元レンズを装着してf2.8を体験したい
α7c iiを12月に購入して、3ヶ月。ISO感度を上げてしまうとノイズが出てしまう事象が気になってしまい、f2.8通しの大3元レンズばかり目に行くようになっていた。
振り返るとα7c iiの購入きっかけは、キットレンズ「SEL2860」が中古で安かったことが大きな理由となっている。
このレンズは、f4ではあるんだけど、フルサイズ用のレンズにも関わらずコンパクトに仕上がっている。
焦点距離も28-60と実用的な範囲をカバーしており、重量と大きさと日常使いをカバーした素晴らしいレンズだと思う。
しかしながら、室内でばかり使用する自分の使い方だとf4だと暗く感じたためf2.8のレンズの冒険へ旅立つことにした。
価格を考えてTamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(A063)を購入!
大3元レンズと言うと、SONYのGMで27万円ほどする。
SIGMAであれば8万円ほどで購入することができ、今回購入したTamronであれば、9.4万円ほどで購入することができる。
SIGMAの「28-70mm f2.8」レンズよりも新型モデルである「Tamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(A063)」の方がジンバルとの相性が良いという声も多かったため、A063を購入した。
また、SIGMAの「28-70mm f2.8」と比較すると望遠側に僅かに焦点距離が長い点も特徴である。
本当は、中古で買う予定だったんだけれども、市場が在庫不足なのか新品よりも中古の方が高い状態となっていた。
検討に検討を重ねた結果、楽天のお買い物マラソンなどを駆使して、ポイントアップを駆使することで実質的に8.4万円ほどで購入することができた。
Tamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(A063)を開封!
A063を開封する。
初めての新品レンズということもあり、開封の記録を残していく。
中身はシンプルで、レンズ本体と説明書、製造番号が書かれたシールがあるだけ。
レンズ本体はこちら。
フルサイズ用のレンズということもあり、キットレンズよりも重さも大きさも段違い。
α7c iiはコンパクトだから購入したのだけれども、レンズが大きくなるのであれば、恩恵はほぼ無くなってきている。
α7 IVのほうが良かったのかもしれないと思い始めたが、オートフォーカス性能などを考えるとα7c iiの方が優秀であるから問題ないと評価している。
Tamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(A063)の外観とUSB-Cポート
A063の外観を見ていく。
真ん中にボタンがあり、後ほど紹介するTamronのソフトウェアでショートカットを割り当てることができる。
レンズ本体の状態はこちら。
開封してすぐにkenkoのレンズフィルターを装着している。
すでにレンズフィルターをつけた状態の画像であるが、違和感はまったくない。
そして、個人的に好きなのがTAMRONのロゴがあるキャップ。
レンズを個別設定できるため、レンズ本体をPCへ接続することができる。
そのため、USBーCポートがレンズ本体に内蔵されている。
USB-Cポートには防塵性能があるようだが、心配なので写真のとおりUSB-Cカバーを装着した。
α7c iiへTamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(A063)を装着
α7c iiへA063を装着すると、このようなデザインになる。
キットレンズと比較すると、やはり巨大化してしまっている。
ただし、レンズフードによるフレア対策であったり、解像度などのメリットがA063には複数あると思っている。
なにより、f2.8によるISOの依存を減らすことが今回の目的であるため、重量と大きさは妥協点として考えている。
そもそも、フルサイズカメラを購入するのであれば、レンズの巨大化は許容しなければならないし、小さくしたいのであれば、APS-Cカメラとレンズを選択するべきだ。
α7c iiの場合は、最悪APS-Cレンズを使用することができるため、逃げ道もある点がGOOD。
Tamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(A063)のボタンをカスタマイズ
A063とPCを接続し、専用ソフト「TAMRON Lens Utility」によりカスタマイズしてみる。
ただし、レンズとの接続条件としてTamronの専用ケーブルである必要があるため、仕方なく購入した。
専用ケーブルでPCとレンズを接続すると、ソフトウェアによるカスタマイズができるようになる。
カメラ本体とA063を装着している場合は、カメラの電源をONにする必要がある。
主にソフトウェア・アップデートやフォーカスボタン設定、フォーカスリング設定の3つがメインの機能となっている。
今回は、フォーカスボタンを「AF/MF」切り替えに設定した。
単発押しだと意図しない切り替えが発生する可能性もあるため、長押しするとAF/MFを切り替えられるようにした。
Tamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(A063)とキットレンズ「SEL2860」を比較
大きさと重量の話ばかりしているので、A063とSEL2860の比較をするとこのようになる。
おおよそ、3倍の大きさであることがわかる。
続いて、SEL2860とA063の写真性能を比較する。
正直なところ、今回のケースではSEL2860は良い仕事をしており、そこまで大きな差がないように思われる。
強いて言えば、マイクの文字やマイクアームがよりボケているのがA063であることがわかる。
この写真性能の差で特に問題がないのであれば、SEL2860で良い気もしている。
ただし、被写体に近づいて撮影できる点については、A063の方が圧倒的に良かった。
本サイトはガジェットを撮影することがメインであるため、被写体に近づけるA063の方が使い勝手が良い。
キットレンズ「SEL2860」とはお別れ予定
標準ズームとして焦点距離が同じレンズを持っていても仕方ないので、SEL2860は売却予定。
このブログを3ヶ月間支えてくれたのもSEL2860であるため、少し寂しい気がする。
しかし、ガジェット系かつシステムエンジニアとして生きている身としては、感情的ではなく合理的に判断したほうが良いと理解している。
改めてであるが近々、SEL2860を売却する方針で進めている。
しかしながら、SEL2860の軽さと小ささを考慮すると、もう一度欲しくなる可能性がある。
この場合は、単焦点レンズを検討し、f1.4~1.8で検討することを決断した。
Tamron 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(A063)は値上がり傾向
今回紹介したA063は、購入当時の市場価格はおおよそ9.4万円だった。
入荷待ちで予約を入れた2週間後に市場価格が10万円を超えている状態となった。
そのため、A063は市場価値が上昇しており、値上がり傾向にある。
お金を購入するのもよいが、インフレで値上がりする可能性もあるため、購入計画を立てながら進めた方が良いと感じられた。
個人的な教訓としては、どうせ買うのであれば早く買ったほうが1万円も安くなるので、買ってしまってから悩んでも良いと考えている。
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