Twitter、1日のツイート観覧数を制限
Twitterは、データスクレピングによるシステムの負荷を理由に一時的な規制を以下の通り実施している。
- 認証済みアカウント:1日10000件まで閲覧可能
- 未認証アカウント:1日1000件まで閲覧可能
- 新規未承認アカウント:1日500件まで閲覧可能
噂によると、Twitterの一部システムはGoogleのサーバーも使用しているようで、6月30日に契約が切れることも要因の1つとなっているようだ。
いずれにしても、Twitterとしてはサーバー負荷をかけないために一時的な制限を設けていることに変わりはないだろう。
データスクレイピングはAPI規制によるユーザーの対抗策か
Twitter社は、イーロン・マスク氏がCEOになったあとに無料で公開していたAPIを有料化したことが話題となっている。
ユーザー側は、このAPIの有料化に合わせて古くから使用されるデータスクレイピングを使用したデータ収集を行っているようだ。
これにより、スクレイピング用のコードさせ準備すればAPI使用料金を払わずにデータ収集することができる。
データスクレイピングに対抗するためか、Twitterのツイートをログインなしでは見れないような仕様変更を実施したり、今回の観覧制限を設ける形となった。
一時的な制限はいつまで続くかは不明
Twitterの大株主であるイーロン・マスク氏は、一時的な処置として制限を設けると発言している。
ただし、この制限がいつまで続くのかは不明となっている。
いずれにしても、ソフトウェアではなく、サーバー関係の調整であれば数日以上は制限が設けられる可能性は高いと推測できる。
mixiやMastodonへユーザーが流れる
Twitterの規制により、新しい分散型SNSや旧来のSNSへユーザーが流れている。
特に以前からTwitterからの移民先として知られている「Mastodon」は、ユーザーの流動に伴い、日本国内の主要なサーバーが重くなっている。
また、過去に流行っていたSNSであるmixiにもアクセスが集中しているようだ。
ここで伝えたいのは、Twitterもmixiも経営陣が自社製品の主要機能を仕様改修することで、ユーザーが離れたことが挙げられる
Twitterの魅力は、ほぼ無限にあるツイートを無制限に観覧することに意味がある。
mixiのユーザーが離れた理由としては、「あしあと」機能が改悪されたことで、ユーザー間のつながりが弱くなったことが挙げられる。
このようにSNSでは、ユーザーが求めている主要機能を解約されるとユーザーが離れる傾向にあるため、過去の動きから学ぶことがある。
[画像引用元:Twitter]
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