ECM-B10からSONYの神マイク「ECM-M1」へ乗り換え!

これまでは1年ほど使用していたSONYの「ECM-B10」というマイクを使用していた。

「ECM-B10」は、音質や使い勝手にほとんど不満がない神マイクであると今でも言い切れる。
1年以上使用して不満がないため、今も変わらずにオススメできるマイクとして紹介できる。
一方で、ガジェットの出会いと別れは突然訪れるもので、今回「ECM-M1」へ乗り換えた理由を紹介したい。
ECM-M1へ乗り換えたポイント①:SONYのキャッシュバックキャンペーン
SONYにて「αスプリングキャッシュバックキャンペーン」が開催されており、「ECM-M1」も対象となっている。
「ECM-M1」のキャッシュバック価格は5,000円となっている。
キャッシュバックキャンペーンが開催されているのであれば、乗っかるしか無いと踏み切った。
ただし、応募のためにパッケージからバーコードを切り取る必要があるので中古価格は若干下がるだろう。
ECM-M1へ乗り換えたポイント②:ECM-M1の価格の下落
2023年11月の「ECM-M1」の価格は、4.2万円でセールでも3.7万円で販売されていた。
2025年3月現在は3.2万円まで価格が下がっている。
キャッシュバックキャンペーンと併用すると、実質的に2.7万円で購入できる。
SONYの純正マイクの上位モデルとして2.7万は安い。
ECM-M1へ乗り換えたポイント③:ECM-B10のリセールバリューが高い
中古で購入しながら1年間使用した「ECM-B10」だけど、リセールバリューが高い。
購入した金額よりも少し高く売れる見込みもある。
実質的に無料で使用できることと、「ECM-M1」の価格の下落、キャッシュバックキャンペーンを考慮すると実質無料じゃないか?と思っている。
実際の乗り換えの出費としては、5,000~8,000円ほどで済むだろう。
ECM-M1へ乗り換えたポイント④:α7ciiで4ch収録ができる
「ECM-B10」の音質に全く不満はないんだけど、2ch収録にはやや不満があった。
α7ciiで「ECM-M1」を使用すると4ch収録ができるんだ。
動画編集時に音も気になる重要な要素であるため、4ch収録で品質を上げることが期待できる。
ECM-M1をレビュー!外観やデザインなどを見ていこう!

さっそく購入した「ECM-M1」を紹介していきたい。
同梱物は、本体と風防止用のもふもふ、巾着袋となる。


マイクの数は、4つとなっている。

集音モードは8つ存在しており、多種多様な場面で活用することができる。

集音モードの切替は、ダイヤル式となる。
背面には、AUDIO LEVELもあるが、これはデジタル接続であれば使用しない。
左側側面には、ノイズキャンセリングや集音時のdB調整のスイッチがある。

右側側面には、アナログとデジタルのスイッチがある。

基本的には、α7ciiであればデジタルで運用すれば良い。
ECM-M1とECM-B10の違い
次に「ECM-M1」と所持していた「ECM-B10」との違いを比較していきたい。
まずは、パッケージにもあるように集音モードに違いがある。

集音モードは、右の「ECM-B10」は3種類に対して「ECM-M1」は8つもある。
正直、3つで十分な気もしているが、種類が多いことを覚えておけばOK。
重要なマイクの数に関しては、両方とも4つとなる。

マイクの数が同じであるからこそ、音質があまり変わらないように感じるのかもしれない。
大きさを比較するとわずかに「ECM-M1」の方が高さが低いことがわかる。

次に重量に関して比較していきたい。
「ECM-B10」の重量は75gとなる。

対して「ECM-M1」は68gと7gほど軽い設計となっている。

たかが7gかもしれないが、後述するジンバル運用にて影響を受けるので、軽量化と小型化は動画撮影において重要な要素であると受け取っている。
α7ciiへECM-M1を取り付け

「ECM-M1」をα7ciiへ取り付けるとこの様になる。
比較までに「ECM-B10」をα7ciiへ取り付けた過去の画像はこちらとなる。

高さが低くなった点の方がメリットが大きいと感じられる。
ただ、モフモフがあると横の長さに関しては気にならない印象だ。
DJI RS3 miniでの安定に期待ができる
今回の「ECM-M1」に期待したい最大のポイントはジンバルの運用時の安定である。
α7ciiの相棒として「DJI RS3 mini」をジンバル運用して動画撮影している。

現在のジンバルの上に乗っている重量の総量を計算してみる。
部位 | 重量 |
---|---|
α7cii(バッテリーとSDカードを含む) | 約514g |
レンズ – Tamron A064 | 約540g |
Nisi NDフィルター 67mm | 約30g |
SmallRigカメラプレート | 約110g |
ECM-B10 | 75g |
ECM-M1 | 68g |
マイク抜きの総重量は、1,190gとなる。
「ECM-B10」を取り付けた場合の総量は、1,269gとなるが、「ECM-M1」であれば1,262gとなる。
使用している「DJI RS3 mini」の公式サイトでの積載容量は、0.4~2 kgであるためどちらとも問題がない。
ただし、重量が重いほどバランスチューニングに時間がかかるため、7gでも軽量化できたところは素直に嬉しい。
残念だった点は、「DJI RS3 mini」に「ECM-M1」を取り付けても高さが低くなったとは言え、上に向けると干渉してしまう点だ。

マイクが、ジンバルのアーム(調整レバー)に干渉してしまう問題は「ECM-B10」から「ECM-M1」へ乗り換えても解決しないため、こちらが最大の残念なポイントだ。
これを解決するためにはエントリーモデルである「DJI RS3」であったり「DJI RS4」へ乗り換える必要があると分析している。
まとめ!正直、ECM-B10とECM-M1の音質の違いはわからない
結局、「ECM-B10」から「ECM-M1」へ乗り換えてどうだった?と聞かれると乗り換えるほどではないかな?っと分析している。
以下が理由となる。
- マイクの数が一緒だから音質の違いはわからない
- 4ch収録の恩恵がまだわからない
- ジンバル干渉が解決しなかった
- 集音モードは3つで十分
キャッシュバックキャンペーンがやっているのであれば、「ECM-M1」をオススメするが、セールなどがなければ「ECM-B10」をオススメしたい。
例外として、α7ciiは小型コンパクトを売りにしているフルサイズミラーレスカメラであるため、コンセプトを活かすのであれば「ECM-M1」をオススメしたい。
最後に動画編集においては内蔵マイクよりも「ECM-B10」や「ECM-M1」の方がクリアな音が収録されるので、マイク自体は購入したほうが良いと感じている。
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