iPhoneとiOSの対応年表
本題に入る前にiOSがサポートしているiPhoneの表を作成した。
これで、iPhone 12がどのiOSバージョンまで耐えられるかをはっきりと理解することができる。
年 | iOSバージョン | 非対応となる/なるであろうiPhone | 新たにサポートする最新iPhone |
---|---|---|---|
2023 | iOS 17(現在) | iPhone X | iPhone 15 |
2024 | iOS 18 | iPhone Xs(予想) | iPhone 16 |
2025 | iOS 19 | iPhone 11(予想) | iPhone 17 |
2026 | iOS 20 | iPhone 12(予想) | iPhone 18 |
2024年3月時点で、最新のiOSはiOS 17で、販売されている最新のiPhoneは、iPhone 15となる。
2024年10月ごろに販売発表されるiOS 18では、iPhone Xsのサポートが廃止され、最新であるiPhone 16が新たにサポートされるだろう。
このことから、miniシリーズの登場で日本人に愛されている「iPhone 12 mini」の寿命としては、最大でも2年後となる。
私はiPhone 12 miniユーザーであるため、乗り換えタイミングを非常に悩んでいる。
過去にiPhoneはカメラがアップデートしているという観点から乗り換えの検討を考えた記事を書いているので、ぜひ見てほしい。
iOSのバージョンが上がらなくなると新しいiPhoneへの移行がめんどくさくなる
iOSのバージョンが上がらなくなると、様々な問題が挙げられる。
- アプリの対応リストから外れる場合がある(極端に古いiOSの場合)
- 新しいiPhoneへの移行の際に「クイックスタート」を使用できない
ここで注目したいのが、新しいiPhoneへ移行する機能である「クイックスタート」の存在だ。
「クイックスタート」を使用することで、古いiPhoneと新しいiPhoneを近づけ、認証画像をカメラで読み込むだけでiPhoneを移行することができる。
「クイックスタート」を使用することができる条件としては、iOSのバージョンを合わせる必要がある。
そのため、古いiPhoneを使い続けるとクイックスタートが利用できない点が最大のデメリットとなる。
クイックスタートは「移行」でバックアップから復元は「同期」。だけど結果は同じ
iOSのバージョンが不一致であれば、新しいiPhoneへ乗り換えができないのか?と言われるとそうではない。
PCやiCloudを使って、バックアップを作成してから復元する形で新しいiPhoneへデータをコピーすることができる。
バックアップから復元する方法は、あくまでも復元であり、これは同期と呼ばれている。
読んでいてなんだか違いがよくわからないと思うかもしれないが、結果だけお伝えすると、移行も同期も同じである。
簡単にまとめると、クイックスタートが使えないのであれば、同期して新しいiPhoneへ移行すれば良いだけ。
デメリットは、PCやiCloudにいちいちバックアップを作成しなければならない程度である。
結局、古いiPhoneかつ古いiOSで使っていても問題がない
結論としては、PCや有料のiCloudがある状態であれば、古いiPhoneかつ古いiOSで使用していても、大きな問題にはならないことがわかった。
そのため、iPhone 12ユーザーは引き続きバッテリー交換などを駆使して使い倒して良いと言えるだろう。
しかしながら、古いiOSはセキュリティ的な問題もある。
また、iPhoneのハードウェア(バッテリー以外の記憶媒体など)そのものが劣化していくため、パフォーマンスは徐々に下がるだろう。
iPhone 12 miniは多くの日本人ユーザーの心を奪った製品ではあるが、大きさだけが全てではないことを再認識した方が良い。
iPhone 12 miniとiPhone SEシリーズの資産価値はほぼ無い
当サイトの人気記事にiPhoneを乗り換えた方が安いのか?を検証した記事を公開している。
スマホは、日常品化しており、スマホを所持しないという選択はNGな社会になっている。
それであれば、一回の購入金額に着目せずに長期的な目線で売却するタイミングなども含めて最もコスパの良い運用を考えたのが上の記事だ。
そして、iPhone 12 miniやiPhone SEシリーズは残念ながら現在の資産価値はほぼ無い状態だ。
理由としては、キャリアやMVNO会社が格安でばら撒いたため、資産価値が大幅に低下した。
miniとSEの現在の相場として、フリマアプリや店舗型の中古スマホを見るとおおよそ1~2万円ほどで販売されている。
執筆時点にて、筆者が持っている「iPhone 12 mini 256GB」で直近で売れた価格を見ると、おおよそ3.5万円ほどとなる。
ちょっとマシなiPhone 13 miniで6,7万円と言ったところだろう。
iPhone 12 miniとiPhone SEの資産価値はないが2年以内の売却は必須
これまでの情報から何が言いたいのかというと、iPhone 12 miniとiPhone SEを持っている既存ユーザーはすでに売却してもそこまでの旨みがないと言うことだ。
どうせ資産価値がないのであれば、1.5万円ほどでバッテリー交換をしちゃってもう2年使用するの全然アリだと思う。
ただし、「iOS 20」でiPhone 12シリーズが除外されるのであれば、売却したときの価値が本当に0円に近い状態となってしまう。
Apple製品は、1万~2万円で最低でも取引できるが、さすがにOSのサポート対象外となると話は変わってくる。
iPhone 12 miniの最低限の売却ラインとしては、再来年(2026年)までであることが想定される。
期待はできないが円高になったときに絶好のチャンス
最後に期待はできないが、ドル/円で円高になったときが乗り換えの絶好のチャンスだと言える。
2024年は、アメリカの中央銀行が利下げを開始することが予想されており、円安から円高になることが期待されている。
為替がどうした?と思われる方もいるかも知れないが、円高になると輸入製品が安くなる。
例外ではなく、Apple製品も安くなるため、iPhoneの価格も安くなることが期待できる。
円高のデメリットとしては、中古相場の価格も下落することが想定される。
ただし、すでに価値として薄い製品はそこまで下落率も少ないため、焦って売る必要もないだろう。
そのため、iPhone 16の販売時に円高になっていれば、絶好の買い替えチャンスだと判断してよいだろう。
新品であれば、Apple Storeで買うことになるため、以下の記事で可能な限り安く買う方法を読んでおいて欲しい。
買いのチャンスはどこかで来る!それまで財布を温める
円高を待つのもよいが、アンテナを張っていると買いチャンスが訪れる時がある。
筆者は、M3 Macbook Airを購入するつもりであったが、中古相場の下落を見てM2 Macbook Airを購入した。
ここで伝えたいことは、フリマアプリやオークションを見ていると、非常に安いiPhone 15 Proが販売されている時がある。
また、GEOなどでもスマホ全品10%OFFなども実施しているときがある。
その他にも、フリマやキャリア、MVNOにて大きなキャンペーンを開催している場合もある。
常にアンテナを張っていることで、大きな買いチャンスが来たときに購入する準備ができていることが最も重要となる。
本サイトでスマホの購入計画について「ややこしいなぁ」って思われたかもしれないが、心に余裕があるときに購入基準や判断基準の役になってくれると嬉しい。
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