SONY、VLOGCAMの最上位モデル「ZV-E1」を正式発表
本サイトでは、SONYが最上位VLOGCAMを準備中であることをリーク情報より事前に報じていた経緯がある。
そして、ようやく「ZV-E1」がSONYから正式発表された。
今回発表された「ZV-E1」の特徴として軽く触れると35mmのフルサイズセンサーを搭載している。
4K60pの動画撮影に対応しているほか、カメラのアップグレードを行うことで4K120pまで撮影可能となる。
ZV-E1のスペック
カメラ性能
「ZV-E1」は、有効画素数約1210万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載している。
画像処理エンジン「BIONZ XR」をサポートしており、ボケや描写性能が向上している。
常用ISO感度はそれぞれこの様になっている。
- 低感度側80~102400(静止画、動画共通)
- 静止画拡張時40~409600
- 動画拡張時80~409600
最上位モデルということもあり、フルサイズセンサーにより暗い場所でも動画撮影が可能なISO感度を保持していることがわかる。
撮影に関しては15+ストップのワイドラチチュードによる階調性能を保持し、4K60pに対応。
カメラのアップグレードで4K120pまで動画処理が可能となる。
動画撮影時には「シネマティックVlog設定」が用意されており、シーンに合わせて簡単に色味を設定してくれる機能が搭載されている。
ディスプレイは、タッチ操作が可能なバリアングル液晶モニターを搭載している。
手ブレ補正では、5.0段の光学式5軸ボディ内手ブレ補正とアクティブモード手ブレ補正と「ダイナミックアクティブ」モード手ブレ補正を搭載。
マイク性能
マイク性能に関しては、集音性能と指向性が高いインテリジェント3カプセルマイクを搭載している。
これにより認識した被写体の動きに合わせて、自動で収音する方向に指向性を切り換える「AUTO」モードを搭載することができた。
操作としても、手動で3方向からマイクの指向性を選択することができる。
AI性能
「ZV-E1」の魅力は、フルサイズセンサーの採用が挙げられるがAI性能も魅力とされている。
最新のAIプロセッシングユニットを搭載しており、「リアルタイム認識AF」で高密度に被写体を認識することが可能となった。
AIにより認識できる被写体は「人物」や「動物」、「鳥」、「昆虫」、「車/列車」、「飛行機」などが挙げられる。
また、自動的に構図を変更する「オートフレーミング」機能も搭載している。
本体仕様
ZV-E1は、世界最小かつ世界最軽量をうたっている。
これにより、大きさと重量が以下のように小型化されている。
- 大きさ:幅約121.0mm×高さ約71.9mm×奥行約54.3mm
- 重量:約483g
側面は以下のようになっており、マイク端子やUSB-Cポート、そしてSDカードスロットが1つ存在している。
最上位グレードではあるが、α7cのように小型軽量を優先した結果、SDカードスロットを2つ搭載することが難しかったことが想定される。
カメラ上部のデザインはこの様になっている。
本サイトでも取り上げていたが、同じZVシリーズである「ZV-E10」と似たようなデザインであることがわかる。
そして、ボタン類に関してはこの様になっている。
こちらは、同じくフルサイズセンサーを搭載し小型・軽量という同じコンセプトである「α7c」と全く同じとなる。
そのため、ボタンが少ない構成では使いにくいユーザー向けではないことがわかる。
カラーバリエーションはブラック、ホワイトの2色となる。
ZV-E1は4月21日に販売開始で価格は33万円から
ZV-E1の予約受付は、2023年4月4日10時から開始される。
販売開始次期は2023年4月21日であることがアナウンスされている。
販売価格はオープン価格でボディのみで33万円となる。
FE 28-60mmF4-5.6付属のレンズキットが約36万円として登場する。
[引用元:SONY]
[画像引用元:SONY]
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