Teslaが家庭用の新型バッテリーパック「Powerwall 3」を準備中
Teslaは、自宅で使用するためのバッテリーパックの第三世代製品であるPowerwall 3を発表する準備を進めていることが報じられた。
Powerwallは、より多くのエネルギーを蓄え、より高い電力容量を持っており、スリムで角ばったデザインを採用している。
2015年にPowerwall第1世代を発表して以来、その製品は住宅市場における最も人気のあるバッテリーパックとなり、その後Powerwall 2が登場した。
Teslaは、ほぼすべてのソーラー設置にPowerwallをインストールしており、生産能力を週4,000台以上に拡大し、2021年にはPowerwall Plusが発売され、新しいインバーターとより高い出力を備えた。
これらのイテレーションは、Teslaが製品を磨き上げ、住宅用エネルギー貯蔵を検討する際に人々が最も考える製品となっている。
昨年、Teslaのソーラー製品エンジニアリングのシニアマネージャーであるSeth Wingerが主催する社内会議で、同社が新しい家庭用エネルギー製品を準備中であることを明らかにした。
そして、電気会社の認定製品としてPowerwall 3の承認申請が行われたことが確認された。
Powerwall 3、新機能や価格、デザインに期待高まる
Teslaが発表したマスタープラン3での持続可能な社会の実現のためにもPowerwall 3のアップデートの存在は不可欠となっている。
Powerwall 3の性能に関する具体的な情報はまだ明らかにされていませんが、Winger氏の言葉から3つの主要なアップグレードが期待されている。
- より簡単な設置方法
- より美しい外観
- より高い性能
Teslaは過去にPowerwallの出力を増やしてきましたが、2016年のPowerwall 2以来容量を増やしていない。
しかし、Powerwallはスタック可能なので、容量の増加は必要ありません。
ただし、ほとんどの設置には2つのPowerwallが含まれるため、1つのデバイスでこれらを動作させることができるようになると合理的であるかもしれません。
Teslaは、すべてのエネルギー製品において、それらをより簡単、迅速、安価に設置できるように焦点を合わせており、Powerwall 3でも同様に期待されている。
Powerwall 3はLFPを搭載する可能性が極めて高い
Powerwall 3では、Powerwall 1や2よりも、より安価なバッテリーが搭載されることが期待されている。
そのため、Teslaの車両にてエントリーグレードとして採用されているリン酸鉄を採用したLFPバッテリーが採用される可能性が極めて高い。
LFPバッテリーには以下の3つの魅力があり、家庭用蓄電池としてベストな選択肢であることがわかる。
- 安価なバッテリーであること
- バッテリーとしての寿命が長い
- バッテリーとしての安全性が高い
LFPは、Teslaの車両のエントリーグレードでも採用されているため、価格が安価な点が挙げられる。
弱点としては、価格が安いためエネルギー密度が低い欠点が挙げられるが、家庭用蓄電池として利用するのであれば問題がないだろう。
2つ目のLFPは、寿命が長い特徴もあり、日本では35年以上という長い期間で木造住宅に住む事を考えるとLFPはベストな選択肢となる。
家庭用蓄電池は、1つの家で2回買い換えるようなシュミレーションになることもあるが、LFPバッテリーを採用することで住宅と同じような寿命になるかもしれない。
3つ目の安全性が高い点も住宅と相性が良い。
LFPバッテリーは、素材や構造の観点で発火のリスクが極めて低い特徴がある。
長く住む住宅ということを考えると、安全性能の観点でLFPと住宅の相性が良いこともわかるだろう。
[引用元:electrek]
[画像引用元:Tesla]
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