壊れにくいパソコンメーカーという指標はあってないようなもの
2016年に公開した壊れにくいパソコンメーカーランキングを当サイトでも公開しており、ランキングにも上がっているほど人気を集めている。
壊れにくいパソコンを購入したいというニーズがあるということで当サイトでちゃんとまとめていこうと思う。
具体的には、WindwsoとMacに若干触れながらも、どのように購入したほうが良いのか?について解説する。
パソコンは数年間で大きく変わった。壊れないパソコンを求めるよりパソコン業界の変化を知ることが大事
まず壊れないパソコンを求めているユーザーは、あまりPCに詳しくないユーザーだと思われる。
PC業界は2,3年で進化を遂げており、Appleのパソコンはチップの統合によりパソコンそのものの設計がタブレットやスマホ寄りとなっている。
windows関連に関しても、2016年と比較してタブレットパソコンと呼ばれるジャンルが登場したり、Appleと同じくIntel製やAMDと呼ばれる従来のチップではなく、スマホやゲーム機に搭載されていたARMチップを搭載している。
つまり、設計が大きく変わっているため、求めている壊れないパソコンという指標は現代においては存在しなくなったことがわかる。
メーカー内部でも品質管理制度は一緒でも設計が異なることで、製造工場が異なることによる製品品質や、ハードウェアだけではなくソフトウェア面でもアップデートで不安定になることがある。
このような多方面からでの検討が必要となり、リスク許容度に応じて購入していくことが重要となる。
パソコンは長く使うことよりも買い替えサイクルを回した方が良い時代に
恐らく、壊れないパソコンを検討しているユーザーは、3,5年以上使える頑丈なパソコンを検討しているだろう。
これは、新車を買って10年間使い倒してから新しい新車に乗り換える方法と同じだと思う。
ただし、現代ではフリマアプリであるメルカリやラクマ、PayPayフリマなどで簡単にパソコンを売ることができる
借りの表ではあるが、パソコンを5年使用したときの試算してみる。
また、検討ユーザー層に合わせて10万円のPCで検討してみる。
5年後で買い替え | 2年毎に買い替え | |
1年目 | 100,000で購入 | 100,000で購入 |
2年目 | 0 | 0 |
3年目 | 0 | 5万円で売却。差額で50,000で購入 |
4年目 | 0 | 0 |
5年目 | 100,000で購入 | 5万円で売却。差額で50,000で購入 |
合計 | 200,000 | 200,000 |
ざっくりとだが、買い替えサイクルとして2年後に半額の価格で売ってしまえば、同じ金額で最新のパソコンを使い続けることができる。
5年後にもパソコンを売れば良いじゃないか?という意見もあるだろうが、5年前のパソコンはOSのサポートなども対象外となっていたり、ハードウェア的にもガタついているため、買取してくれるユーザーが少ないので価値がない。
また、パソコンは2年で別物と言えるほどの性能が変化するため、常に買い替えたほうが幸せである。
頑丈なパソコンを求めるのであれば、バッテリーの寿命も検討するべきです。
経験上、5年間もバッテリーが劣化しない製品は存在しないため、様々な指標を見ても2年で買い替えたほうが幸せなのである。
多くのユーザーはノートPCを購入するべき理由はすべてが1つにまとまているから
上の前提のとおり、パソコンは売却を繰り返したほうがコストパフォーマンスが高いことがわかります。
売却を前提としているため、1回かつ1つの梱包で済んでしまうノートPCがおすすめです。
ノートパソコンのメリットとして、以下の装備がすでに備わっていることが挙げられます。
- ディスプレイ
- キーボード
- マウス
- カメラ
- スピーカー
製品によってはSDカードスロットなども本体に備わっており、追加で購入するものが少ないです。
対して、据え置きパソコンの場合はこれらを別途購入する必要があります。
最近のノートパソコンは高性能となってきており、8万円以上であれば一般の人であれば不足がないスペックで買えます。
さらに、10万円クラスになるとディスプレイが高性能となり作業効率が上がるなども挙げられます。
売却を前提とした買い方ですと、ディスプレイやカメラ、スピーカーもより良いものが搭載される傾向にあるため、この点でも最適解であると言えるでしょう。
結局何を買えばよいのか?Appleとlenovoが良さそう
これまでの流れを解説して、結局何を買えばよいのかと思うでしょう。
結論としては、リセールバリューが高いApple製品とlenovoが2023年2月時点において良さそうです。
まず、Apple製品に関してはリセールバリューが高いです。パソコンが壊れていても2,3万で売れます。
ノートPCという条件で考えるとMacbook Airが理想的な条件となるでしょう。
現在、Macbook Airは大手家電量販店などでセールを実施している他、年末年始にセールされることが多いので、このタイミングで購入することが良いでしょう。
つづいて、lenovoですが、9万円以内で以下のスペックのものを購入できます。
製品名 | ThinkBook 14 Gen4 |
CPU | AMD Ryzen 7 5825U 2GHz/8コア |
メモリ | 16GB |
ストレージ | M.2 SSD:512GB |
ディスプレイ | IPS液晶 14インチ フルHD (1920×1080) |
販売価格 | 89,980円 |
このように10万円を切るどころか9万円でこのスペックのPCを購入できる時代です。
必要十分ですし、これ以上のスペックは一般ユーザーには不要でしょう。
売却値もThinkBook 14 Gen3で6万円、2年前のモデルであるThinkBook 14 Gen2で4万円ちょっとの売却値となっておりました。
このようにスタートが安く、売却値もまあまあであるlenovoがおすすめできる理由として挙げました。
PC購入時の延長保証は不要となる
質問を先読みして、本記事を読んでいる方はPC購入時に検討するもう一つの要因としては、延長保証の加入を気にするでしょう。
結論としては延長保証は、売却を前提としていた計画であれば不要と言えます。
そもそも、ハードウェアが壊れる前に売却をしてしまうため、壊れるリスクが低いです。
仮に壊れても新品であれば1年間のメーカー保証が付いている場合が多いため、延長報奨は不要と言えます。
どうしても延長報奨に入りたい人は、一般的な保証が切れる頃に売ればよいのです。
早く新製品を売れば売るほど売却値は上がりますが、売却作業なども考慮するとコストパフォーマンスは低くなることには注意しましょう。
また、パソコンに詳しくないユーザー向けに説明すると、旧来のノートPCは記憶母体がディスク形状のHDDであっため壊れる確率が高い状態でしたが、電気的な記録が可能なSSDの登場により、ノートPCが普段使いで壊れる可能性が劇的に減りました。
例外としては、Apple製品の修理は高額となる傾向になるため、よくパソコンを壊してしまうユーザーは「Apple Care+」と呼ばれる保証に入っても良いかもしれません。
「Apple Care+」は、製品を対象して有効な保証プランであるため、売却の際に移管することができます。
これによりMacbookを売却する際にApple Care+の加入が売却値に若干上乗せされることとなります。
まとめ
今回記事にした情報をまとめてみるとこのようになります。
- パソコンは売却したほうがユーザーにメリットがある
- 売却を前提にするとディスプレイやキーボードがついているノートパソコンが最適解
- 売却を前提とした製品選びが重要
- 保険は基本的には不要。ユーザーの使い方とメーカーの修理費用を考えて加入
以上の内容から、壊れにくいパソコンというテーマではなく、売れやすくスタートコストが安いパソコンを選んだほうが良いでしょう。
ただし、Macbookに関しては初期コストがどうしても高くなりがちであるのと最低限のメモリ容量は16GB以上としたほうが良いです。
ですので、一般ユーザーであればlenovoの9万円ほどのノートPCを購入しておけば間違いはないでしょう。
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