VolkswagenのミニバンセグメントのEV「ID.Buzz」の画像が公開される
メディアサイト「autoblog」が公開した情報として、Volkswagenからの登場が期待されているミニバンセグメントのEV(電気自動車)である「ID.Buzz」の新しい画像がリークされたことがわかりました。
今回リークされたID.Buzzですが、雪の中の走行テストを実施されていたところを目撃されております。
興味深いのは、発表前の走行テストであるのにも関わらず、カモフラージュ無しで発見されたことが重要となっております。
リークされたID.Buzzを見ると、以前にVolkswagenから公開されたモデルよりも長いことが推測されるため、ロングホイールベース仕様モデルがリークされたことが予想されております。
ロングホイールベースのID.Buzzはアメリカ市場向けのモデル
アメリカ市場向けのID.Buzzは、ロングホイールベースで登場することが予想されております。
今回リークされたモデルは、アメリカ市場向けであることが予想されております。
ロングホイールベースモデルは、3列シート仕様で10インチ(25cm)ほど長くなることが報じられております。
さらに取外し可能なリアシートと7人乗りシートを提供したモデルも存在するようです。
ID.Buzzの話に戻ると北米への出荷は2024年までに予定されており、Volkswagenは2023年中に正式にロングホイールベースのID.Buzzを発表すると予想されております。
なお、参考までにロングホイールベースではない通常モデルの動画を以下に載せます。
ロングホイールベースモデルと比較すると、通常モデルはタイヤとタイヤの中央にドアの境目があるのに対して、ロングホイールベースモデルだとスライドドアが僅かに大きいことが見てわかります。
EV市場ではミニバン市場がガラ空き状態。どのメーカーが先に市場を掴むのか
EV市場では、SUVとセダンの2つのセグメントで争いが起きておりますが、ミニバンセグメントでの争いは起きておりません。
Teslaに関しても、SUVとセダンをそれぞれ2モデルずつ投入しておりますが、追加で発表された製品はセミトラックとサイバートラックとなる。
現在最もミニバンセグメントで有力候補となっているのは、今回報じられたVolkswagenのID.Buzzとなる。
日本メーカーからは、日産リーフを除くと全てSUVセグメントとなっている。
同じ既存メーカーであるVolkswagenからミニバンセグメントが発表されているので、国内メーカーからもミニバンセグメントを発表して欲しいと感じます。
EV版のミニバンセグメントは開発も実用性も難しい
実は、EV版のミニバンセグメントは開発と実用性が難しい。
まず、セダンタイプとSUVタイプは車両としての形状がにていることから、同じプラットフォームを採用することができる。
対して、ミニバンセグメントは車体が長くなることやフロントが短くなることで、セダンとSUVで同じプラットフォームを採用することよりも難易度が高い。
また、ガソリン車と異なりEVのプラットフォームは、バッテリーやモーターも考慮したものとしており、プラットフォームの設計が終わっているということは車両の設計が終わっていると言っても過言ではないほど重要なものとなります。
これらの要因から、ミニバンセグメントのEVを提供するためには、専用のEVプラットフォームの開発から着手しなければならない。
ミニバンセグメントの形状に関してもそうだが、現在EVで問題となっているのは航続可能距離も大きなポイントとなる。
セダンとSUVがEVとして登場しているのは、空気抵抗係数が少ないからであり、ミニバンセグメントは四角い形状であるため空気抵抗係数が大きくなる。
これによりセダンやSUVよりも高額なバッテリーを多く搭載しなければならず、ミニバンセグメントのEVが登場しても高くて長距離を走れないデメリットが存在する。
これを解決するためには、バッテリーと車体を一体構造化する方法とバッテリーのさらなるコスト削減が必須となる。
現在、両方の開発が進められており、将来的にはEVのミニバンセグメントが各社から登場するでしょうが、最初は高額となることが予想されます。
この状況下に置いて、ID.Buzzが市場へ投入されるため、ユーザーの反応が楽しみなところです。
[引用元:autoblog]
[画像引用元:autoblog]
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