テスラの新型モデル3「Project Highland」がヨーロッパで発表される
テスラのモデル3「Project Highland」がヨーロッパで発表され、大幅なリフレッシュが行われた。
テスラモデル3は、2017年に初めて発売されて以来モデルチェンジがなかったため注目が集まっている。
通常の自動車メーカーであれば、車モデルは約3年後に中間リフレッシュ、約7年後に大規模な外観変更を実施するが、テスラは従来のモデルサイクルに固執せず、従来とは異なる小規模な改良を継続して行ってきた。
しかし、ついにテスラモデル3の本格的なリフレッシュが登場し、その規模はかなり大きいものとなった。
外観の変更 – フロントエンド、ヘッドライト、バッジ
リフレッシュには「新デザイン」のフロントエンド、内部の変更、範囲の拡大が含まれている。
テスラによれば、リフレッシュでは車両の半分以上のパーツが交換されたとのことだが、このメトリックをどのように測定しているかは正確にはわかっていない。
最も目を引く変更は、新デザインで、現行モデルの外観はほとんど維持されているが、フロントエンドはよりスリムで、現行モデルのやや丸みを帯びたフロントエンドがなくなり、よりすっきりとした印象となった。
ヘッドライトも狭くなり、より攻撃的な外観になった。
すでにヨーロッパに拠点を置くYouTuberにてレビュー動画公開されている。
動画にて内装や後部座席に搭載されたタッチスクリーン、アンビエントライトなどを確認するとよいだろう。
効率向上=より多くの航続距離
テスラによれば、リフレッシュされたモデル3は、SR RWDバージョンでWLTPで344マイル、LRバージョンでWLTPで421マイルの航続距離を持つとされている(いずれも18インチのエアロホイール仕様)。
これらの数値は、現行モデル3のWLTP評価に比べて約11-12%向上している。
この航続距離の増加は、エアロダイナミクスの改善によるもので、より低く、より丸みを帯びたフロントエンドが空気の効果的な誘導を行うようになり、航続距離の増加に繋がったようだ。
これにより、Cd値は0.219に低下し、これはテスラの最も低い値(現行モデル3の0.225から低下)で、これ自体で航続距離が5-8%向上している。
内装の大幅な改良
内装にもかなりの変更が加えられており、以下はその一部となる。
- 新しいリア8インチタッチスクリーン
- ハンドルにスタルクがなくなり、モデルSおよびモデルXと同様にギアセレクターがタッチスクリーンに移動
- フロントシートは通気性があり、外部からテスラのアプリを介して制御可能
- リアシートはより快適に(通気性はない)
- サウンドシステムは17スピーカーにアップグレード
- Bluetoothマイクのパフォーマンス向上
- より良い接続性のためのWi-FiおよびBluetoothの改善
- 車内はより静かに
これらの変更は、モデル3を日常的に運転しているドライバーによると、拡張されており、ほとんどが好意的だ。
これらの変更がどのように機能するかは、早期モデルにおいていくつかの問題が生じる可能性があるため、検討する必要があるが、テスラは製造技術を向上させてきたため、それほど悪化することはないだろう。
日本でのTesla Model 3 Project Highlandはどうなるのか?
中国でも「Tesla Model 3 Project Highland」の販売が開始されたため、日本でも販売を受け付けている。
現在申し込めば年末までには納車される見込みとなる。
ただし、シフトレバーやウィンカーなどが廃止され、ボタン式やタッチスクリーン操作になっため、日本での販売では国からの許可が必要となる可能性がある。
なお、横幅などに変更がないため、既存のModel 3ユーザーであっても駐車場問題を考慮する必要はないようだ。
Project Highlandは現行モデルの在庫がなくなったら値下げされるかも
テスラは、現行モデルの「Tesla Model 3」の在庫を少なからず抱えているようだ。
Project Highlandモデルは、現行モデルよりも価格が高く設定されており、在庫車を売り切りたい意図を考察することができる。
テスラのこれまでの考え方からProject Highlandは、製造コストを下げている可能性が非常に高いため、現在抱えている在庫車がなくなったタイミングでProject Highlandを値下げするだろう。
[引用元:electrek]
[画像引用元:Tesla]
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