スタジオヘッドフォンであるAKG K710 Proを購入!
この度、オーディオ環境の強化として「AKG K712 Pro」を購入したのでレビューをしていく。
AKGのヘッドフォンは、楽器などのオーディオ業界で有名であり、原音に忠実であることで知られている。
有名な開放型ヘッドフォンである「AKG K701」系統の後継モデルとして登場したのが今回購入した「AKG K712 Pro」となる。
なお、同じ「AKG K712 Pro」でも3年保証の「AKG K712 Pro-Y3」というものもあるのだが、今回は「-Y3」がないモデルとなる。
「AKG K712 Pro」と「AKG K712 Pro-Y3」で製品の差はないことは事前にお伝えしたい。
現在、AKGで実施しているキャンペーンで入手した75周年ヘッドフォンスタンドも含めてレビューしていきたい。
なぜAKGなのか?
そもそも、AKGとは何なのか?から簡単に話していきたい。
本サイトのユーザー層は、ガジェット好きなユーザーが多いため、SENNHEISERやAnker、SONYなどと言ったヘッドフォンメーカーは聞いたことがあるかもしれないが、AKGは聞き慣れないかもしれない。
アーカーゲー(エーケージー)・AKGはオーストリアのウィーン設立の音響機器メーカーであり、現在はHarmanを通してSamsung傘下となる。
AKGのヘッドフォンは、スタジオヘッドフォンとして知られており、原音に忠実であることが特徴的な味付けがない音で知られている。
AppleのBeatsやAnkerなどは、低音を強調した作りとなっているが、AKGなどのスタジオヘッドフォンはスタジオで収録された音を忠実に再現している。
そのため、AKGのスタジオヘッドフォンは楽器を扱うアーティストに高い人気がある。
AKG 75周年ヘッドフォンスタンド
AKGは、現在キャンペンとして「75周年記念 ヘッドホンスタンド」をプレゼントしている。
無料でもらえるヘッドフォンスタンドであるため、あまり期待していなかったのだが、非常に作りが良かったので紹介していきたい。
画像では分かりづらいが、金属製のしっかりとした作りとなっており、重量もそれなりにある。
AKGというロゴと、「75 YEARS」という文字が特徴的である。
普段はここに「AKG K712」を掛けるわけだが、画像のようにインパクトのあるインテリアとしても良いと思っており、好印象なデザインを受ける。
写真で見るのと実際に見るのでは、インパクトが全く異なるため、完全に伝えられないのが残念である。
AKG K712 Proの外観レビュー
「AKG K712 Pro」の正面の外観はこちらとなる。
AKGの特徴である、ヘッド部分の2本の線がオレンジ色をしており、この配色が「AKG K712 Pro」の象徴となっている。
側面には、同じくオレンジ色の配色と、「K712」の文字を見えることができる。
「AKG K712 Pro」は、開放型ヘッドフォンであるため、メッシュ素材を使用していることからも音漏れを防ぐような構造にはなっていない。
開放型ヘッドフォンであるため、音漏れもこの穴からどんどん流れるため、外で使うことはほぼ無いだろう。
音を開放することで、スピーカー内部での音の反響を抑えることで、クリアな音を再現することができる。
デザインの話に戻り、ヘッドフォン上部を見ると、革素材に「AKG」の文字を確認することができる。
このヘッドデザインが、K701シリーズの上位モデルを連想させる。
続いてケーブルについてだが、初代名機である「AKG K701」とは異なり、「AKG K712 Pro」は脱着式ケーブルであるリケーブル式が採用されている。
ヘッドフォンとケーブルを切り離せることができるため、ケーブルが断線したときにユーザーが簡単にケーブルを変更することで、使い続けることができる。
ヘッドフォンの故障の多くは、ケーブルの断線であるため、リケーブル式は好印象と言えるだろう。
また、ケーブルを変えることで音質が変わることを実感するユーザーも存在するため、今後の楽しみ要素もある。
付属ケーブルもステレオミニとステレオ標準端子に切り替えられるようになっている。
そのため、YAMAHA AG06への接続も、ステレオ標準端子で接続することができる。
YAMAHA AG06は、ステレオミニ端子でも接続することができるが、個人的には接触面積が大きい方が信頼性が高いと考えているため、ステレオ標準端子で運用していきたい。
また、「AKG K712 Pro」はインピーダンスがやや高いため、ヘッドフォンが必要という意見もあるが、YAMAHA AG06で問題なく利用することができており、音が小さいなどの問題は発生しなかった。
AKG K712 Proを使用してみた感想
開放型ヘッドフォンということもあり、音の広がりやメリハリがはっきりとしている印象があった。
高音域では、ピアノとギターの音が被ることなく、くっきりと別れて聞こえるのには驚いた。
ベースの音もしっかりと聞こえるため、耳コピをしたいユーザーにスタジオヘッドフォンとしておすすめしたい。
一番驚いた点としては、曲を収録したであろうスタジオの環境もなんとなく違いが分かるほど音の解像度が高い点が挙げられる。
頭につけた印象としては、日本人にはやや大きい印象があり、話しながらだと顎の骨が干渉して少し痛かった。
ただ、AKGのヘッドフォンは最初は硬いというレビューもあるので、これから柔らかくなっていくことに期待したい。
総合的には、味付けがない原音を楽しみたいユーザーにおすすめしたいと考えている。
「AKG K712 Pro」の価格は、3.5万~4.2万ほどであるため、安いとは言えない。
ただ、1つ前の「AKG K702」であれば、リケーブル式で価格は2万円でお釣りが出る。
ヨドバシカメラなどで視聴できるため、興味のある方はまずは視聴してみてほしい。
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