NECのWi-Fi6E対応ルーター「Aterm WX7800T8」をレビュー!Macで途切れる問題を解決

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NECのWi-Fi 6E対応ルーター「WX7800T8」レビュー!

Wi-Fiルーターが不調となったため、NECのWi-Fi 6E対応ルーター「WX7800T8」を購入した。

Wi-Fiの購入にあたり、Wi-Fi6Eってなんなの?という話だけど簡単に言うと6GHz帯域の電波を使用した通信方式となる。

これまでのWi-Fiの電波は、壁などの障害物に強いが速度が遅い2.4GHzと通信速度が早いが障害物に弱い5Ghzがあった。

一般的に周波数が上がると障害物に弱くなるが、通信速度が上がる傾向にあり6GHzは5GHzよりも障害物に弱くなる。

しかしながら、戸建てではない限り一般な使い方で電波が届かなくなることは無いと考えているため、6GHzのルーターの購入に踏み切った。

Wi-Fiルーター購入の背景

Wi-Fiルーターの買い替え頻度はここ数で加速している。

っというか、毎年買い替えているおかしい事態に発展したおかげで、様々なメーカーを試している。

購入日メーカー製品名対応Wi-Fi規格購入価格
2021/3バッファロー BUFFALOWSR-5400AX6-MBWi-Fi 6(11ax)17,530円
2022/9TP-LinkArcher AX4800Wi-Fi 6(11ax)10,900円
2023/4NECAterm WX7800T8 PA-WX7800T8Wi-Fi 6E(11ax)20,374円

自宅にはNASがあるためDDNSによる外部アクセスができることが最重要となる。

BUFFALOの「WSR-5400AX6-MB」に関しては、安定していたがDDNSによる外部アクセスが相性問題で設定できなかった。

最終的には、停電してから2.4GHzが不安定となったため手放した次第となる。

TP-LinkのArcher AX4800に関しては、不具合個体に当たったため返品に至った。

具体的には、PPPoE接続にすると接続が不安定となったり、DDNS接続に関してもほぼ接続できない状態であった。

接続台数は30台で使用していたため、カタログスペック上では耐えられるが、耐えられなかったのかもしれない。

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TP-Linkのサポートよりこれらの不具合を連絡したところ、Archer AX73のベータ版を適応するように指示があった。

ここからが大変で、ベータ版ファームウェアを適応したところ更に悪化した。

具体的には、IoT機器が全く繋がらなくなり、一部のMacとiPhone、iPadしかWi-Fiが使えなくなった。

これらの症状のやり取りを半年間実施し、最終的には手放すこととなっった。

これまでのTP-Linkの対応に関しては満足しており、ただ単に悪い個体にあったのだろうと捉えている。

このようにBUFFALOからTP-Linkと渡ってきたため、NECのルーターへ移民してきた経緯となる。

10年前に使用していたWi−FiルーターがNECであったため、個人的には一定の信頼があり、購入時の指針である安定性を求めてAterm WX7800T8 PA-WX7800T8の購入に至った。

「WX7800T8」の通信速度

Aterm WX7800T8をPPPoEでWi-Fi6で接続したときの速度はこちらとなる。

ディバイス名下り速度(Mbps)上がり(Mbps)
iPhone 12 mini154250
iPad Pro M146188
Macbook Pro 2017171253

基本的に50~200Mbpsで安定しており、4K動画コンテンツなども快適に動作させることができた。

また、諦めていたNASのDDNS接続も安定して外部接続できているため、非常に満足している。

IoT機器に関しても途切れることなく24時間安定して接続できている。

稀に他メーカーであればアンテナがあるじゃん!という話もあるが、日本では法律上で電波を強くできない問題がある。

そのため、アンテナがある製品の大半が海外メーカーであり、日本では本領発揮できていない状態である。

このように日本では電波を強くできないため、そもそもアンテナをむき出しにする必要性もないと考えている。

総合的にやはり国内メーカーということで、安定性は抜群だし設計に関しても申し分ない印象がある。

ありがとうNEC。

Macbook Pro 2017で通信が途切れるトラブルが発生!Wi-Fi 6Eが原因

ここからは特殊な話になるが、Macbook Pro 2017だけ7分ごとにWi-Fiが途切れる問題が発生していた。

MacのWi-Fiが不安定になったので、以下の手順を試した。

  • Wi-Fi情報の削除
  • ネットワーク環境の新規作成
  • ファイアウォール削除
  • DNSサーバーへGoogleのパブリックDNS適応
  • MTUを下げる
  • SMCリセット
  • PRAMリセット

その他に以下のネットワークファイルの削除も実施している。

rm -rf /Library/Preferences/SystemConfiguration/Com.apple.airport.preference.plist
rm -rf /Library/Preferences/SystemConfiguration/Preferences.plist
rm -rf /Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.network.eapolclient.configuration.plist
rm -rf /Library/Preferences/SystemConfiguration/NetworkInterface.plist
rm -rf /Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.Wi-Fi.message-tracker.plist
rm -rf /Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.airport.preferences.plist

rm -rf /Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.captive.probe.plist
rm -rf /Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.wifi.message-tracer.plist
rm -rf /Library/Preferences/SystemConfiguration/NetworkInterfaces.plist

これらの対応を実施しても直らないため、Googleへpingを実施して途切れたらWi−FiをOFF/ONをするスクリプトで数日しのいでいた。

この問題の解決に至ったのは、ルーター側のWi-Fi6Eの電波を停止したことで解決した。

おそらくMacbook Pro 2017は、Wi-Fi 6Eが使用する6GHz帯域と干渉してしまい不具合が発生するものだと推測できる。

手元にあるMac mini 2018ではそのような問題が起きなかったため、Macbook Pro 2017固有の問題であると解釈している。

現状、Wi-Fi 6Eが使えるディバイスは無いかもしれない

これまで一連の悲劇を報告してきたが、ここからはもっと虚しい話となる。

そもそも、Wi-Fi 6Eに対応している機器が手元にないし、市場にも少ない点が挙げられる。

あの最新のiPhone 14シリーズでもWi-Fi 6Eに非対応であるため、どれだけ市場に対応機器がないのかがわかるだろう。

また、Wi-Fi 6Eの解禁前に販売されていたディバイスで、ハードウェア的にWi-Fi 6Eに対応していたディバイスでも新新たに認証番号を取得する必要がある。

つまり、メーカー側でWi-Fi 6Eを解禁するソフトウェア・アップデートを配信するために新たに認証番号を取得する手間がある。

この手間があるため、既存のディバイスがカタログスペック上ではWi-Fi 6Eに対応していてもメーカー側が新たに認証番号を取得しなければ宝の持ち腐れとなる。

だからといって、将来的にWi-Fi 6EやWI-Fi 7にて6GHzが使用されていくことは明白なので、体験する意味でも購入してもよいかとは考えている。

なにより、6GHz帯域を使用している家庭は殆どないため、電波干渉が皆無であるという点も良いだろう。

そのため、Wi-Fi 6E対応機器を所持している場合は、しばらくの間は6Ghz帯域で無双できるため購入検討しても良いと考えている。

そもそもWi-Fiルーターのカタログ上の速度はあてにならない

そもそもではあるんだけど、いくら最強のWi-Fiルーターを購入したところで、モデム側やLANケーブル、プロバイダなどにより速度が出せないケースが大半だ。

Wi-Fiルーター側が1Gbpsの速度に対応していても、モデム側までの速度が300Mbpsであれば意味がないのだ。

そのため、Wi-Fiルーターへ求めるものは同時接続台数と安定性のみの方が良いと考えている。

もちろん、DDNSなどの機能に対応してほしいが、ルーター側のCPUが耐えられないケースも遭遇しており、多機能であっても耐えられなければ意味がないのだ。

賃貸済であればフロアが1階のみであるため、高機能・高額なルーターを購入する必要がない。

これらの要因から現時点での最適解としては、国内メーカーのNECのWi-Fiルーターの中からフロアの広さと接続するディバイス数を元に製品を選べば良いと判断できる。

最後に、これまで購入したWi-Fi-ルーター「Aterm WX7800T8」のリンクを貼るので、同じ悩みを持っているユーザーは乗り換えることで快適性を得ることができるのでオススメする。

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