AppleのCEOであるティム・クック氏、デザイナーチームの準備を押し切ってMRヘッドセットの販売を決断か
「Financial Times 」によると、AppleのCEOであるティム・クック氏やCOOのジェフ・ウィリアムス氏は、MRヘッドセットのデザインチームの意見を押し切ってMRヘッドセットのヘッドセットの発表を決定したことが報じられている。
Apple社内では、デザインチームはまだMRヘッドセットを準備中であり、販売できない状況であると上層部へ連絡していたそうだ。
これを受けた上層部もリリース次期について思うところがあるようで、Apple社内で意見が割れていたようだ。
一部のAppleのエンジニアからは「出荷を求める圧力を感じた」とコメントを残している。
デザイナーチームは軽量なヘッドセットが完成するべきまで待つべきだと考えている
インダストリアルデザインチームは、MR製品の市場投入はAppleにとって時期早々であると伝えている。
理由としては、数年後に軽量なAR眼鏡が成熟するまでリリースを控えたいと主張していたようだ。
一方、Appleのオペレーションチームは、3D動画やインスタラクティブなワークアウト、バーチャルアバターを活用したFaceTime通話が可能なVRゴーグルとして早期リリースを求めている。
このことから、MRヘッドセットをAR眼鏡として寄せるか?VRゴーグルとして寄せるか?で意見が別れており、Apple社内でゴールが共有できていないことが示唆されている。
そして、ティム・クック氏とジェフ・ウィリアムス氏はオペレーションチームの意見を尊重して、リリースを早める決断を下した結果となる。
ジョナサン・アイブ氏退社後のAppleは統制力が欠けているのか
Appleのデザイナーチームは、元CEOであるスティーブ・ジョブズ氏が認めたデザイナーであるジョナサン・アイブ氏が率いておりました。
ジョナサン・アイブ氏が退社後、Apple内部でデザインチームの統制力が落ちている印象がある。
これは他の企業とは全く異なる影響力があり、Apple社内ではデザインチームが最も強い権力を持っているため、会社としての統一ができていないことを意味している。
しかしながら、ここ数年のAppleではオペレーションチームが社内的に権力があるようになってきており、権力構造が変わってきているようだ。
権力構造の変化により、Appleの新製品であるMRヘッドセットの完成度にてAppleの変化を感じられるだろう。
[引用元:Financial Times ]
[画像引用元:MacRumors]
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