12インチMacbookがMシリーズチップことAppleシリコンを採用して復活するかもしれない
韓国のメディアサイト「Navar」が、Appleが現在もAppleシリコンことMシリーズチップを搭載した12インチMacbookの開発を進めていることが報じられていることがわかりました。
12インチMacbookは、Intel製のタブレットPCに特化したMシリーズ(当時はIntelでもMシリーズというチップがあった)を搭載したMacbook Airよりも小型・軽量なモデルとして登場しました。
以前からAppleが、12インチMacbookを再開発中であることが報じられておりましたが、ここに来て開発は継続されていることが明らかとなりました。
今回報じたNavarは、iPhone 14 Plusの名称を当てた実績があるため信憑性は高いと予想されます。
12インチMacbookは早ければ2023年7月から量産開始か
同氏によると、Appleは台湾のサプライヤーを通してすでに製造するための部品調達に差し掛かっているようです。
2023年下半期にあたる7月〜12月にかけて量産がスタートされるようです。
そのため、12インチMacbookはM3チップを搭載して登場することが予想されます。
なお、既存の12インチMacbookユーザーは、修理受付期間がAppleより終了されているため、乗り換え先としてM3チップ搭載の12インチMacbookは最適な選択肢となります。
12インチMacbookの魅力と課題
12インチMacbookは、USB-Cポートが左側面に1つしかありません。
現行のMacbook Airでも左側面に2つのUSB-Cポートがあるため、拡張性がほぼ無いことがわかります。
ただし、Thunderbolt 4に対応していれば、USB-Cハブを使用することで給電から外部ディスプレイ接続が可能となることが予想されます。
3nmプロセスで製造されるM3チップが搭載されることで、処理性能の工場とバッテリー駆動時間のアップするため、パワフルな12インチMacbookとして登場することが予想されます。
本サイトでは、M3チップはファンレス設計の14インチMacbook Airが本命であると力説を繰り返してきたが、12インチMacbookが登場するのであれば、意見を変える必要がある。
モバイルPCとして考えたときに最強のPCとなるのは、12インチMacbookとなるでしょう。
12インチMacbookが登場することで12〜15インチまで1インチ刻みで商品がある
12インチMacbookが登場することで考えられるデメリットを挙げてみる。
まずは、製品ラインナップから以下の表にAirシリーズを比較して考える
製品名 | インチ数 |
M3 Macbook | 12インチ |
M1 Macbook Air | 13インチ |
M2 Macbook Air | 14インチ |
M3 Macbook Air | 15インチ |
これまでのリーク情報を整理すると上の図のように12インチから15インチまで1インチ刻みで製品が登場することとなる。
正直な印象としては、さすがにやりすぎだとは感じていて、今年にM1 Macbook Airの販売が終了しても多すぎる。
M2 Macbook Airに関しては値上げされたことでMacbook Proと差額も少ないことから、金額面でも混乱する。
ましてや、Macbook Proも入れるとインチ数が競合し始めるため、もはや何を買ってよいのかがわからなくなる。
本サイトとしては、おすすめのMacbookは?でアクセスしてくれるので歓迎的ではあるんだけど、ユーザーが幸せになれるとは思えない。
iPhoneから考える画面サイズごとの製品が多すぎるデメリット
例として、iPhone 14シリーズを挙げると、「iPhone 14 Plus」がAppleの想像以上に売れていないことが報じられております。
Appleはディスプレイが小さいiPhone SEとiPhone 12/13 miniも販売しつつ、iPhone 14とiPhone 14 Plus、そしてカメラやパンチを変えたiPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxを販売しております。
一言でいうと、日本社会では多すぎて何を買ってよいのかわからない状態なのがユーザーの声ではないかと思います。
ライナップを増やすことで一見ユーザーに合った製品を提供できていると錯覚するが、逆にユーザーが何を買ってよいのか余計にわからなくなる。
その結果、一番安いから「iPhone SE」、なんかあったときのために「iPhone 14 Pro」、一番小さいから「iPhone 13 mini」のように混乱した結果、自分を納得させながら購入するケースが多い。
もちろん、ちゃんと考え抜いて選択する人も多いが、日本の高齢化社会を考えると多数は迷うことになるでしょう。
ただし、Macbookに関しては外部ディスプレイという概念があるため、切り分けて考えて良いかもしれない。
どのような結果になるかについては注目しながら、iPhone 13 miniのように消えてしまう存在となってしまうのか観察したい。
とは言ってもM3チップと12インチMacbookの相性は最強-3つの理由で振り返る
上でデメリットは挙げたんだけど、もう少し12インチMacbookが最強である理由をまとめて終えたい。
本サイトでは繰り返しになるが、M3チップが3nmプロセスで製造されることは1つの革命だと思っている。
M3チップが優れている点は以下の3点であることを改めて強調したい。
- 処理性能の向上
- 発熱問題の緩和
- バッテリー駆動時間のアップ
まず、処理性能が向上することでM2チップよりも高性能となります。
これは、M2チップの5nmプロセスとM3の3nmプロセスという物理的な製造工程の違いにより発生するため、いわゆる「最大で20%アップしました」のようなスコアレベルではなく、体感で感じられるでしょう。
発熱問題の緩和されるため、当時もファンレス設計であった12インチMacbookや現行もMacbook Airでは、発熱によりCPUクロックが抑えられる場面も低くなるでしょう。
(普段使いはCPUクロックが下がることはないでしょうが)
最後に12インチMacbookとMacbook Airの最大の差異がバッテリー搭載容量となる。
12インチMacbookは、重量が0.92kgとなっておりMacbook Airの1.2kgよりも大幅に軽い。
M2 Macbook Airにて、すでに一日中使用できることが証明されているため、さらにバッテリー駆動時間が伸びるM3チップの登場を考えると、12インチMacbookでも一日中使用することができると予想される。
そのため、M3 Macbookは無駄な容量分のバッテリーを搭載しなくても良いため、引き続き1kgを切った容量で登場することができると考えられる。
これら3つの理由から、本サイトでは12インチMacbookが登場するのであれば、こちらが本命となりうるポテンシャルを秘めていると強くおすすめしたい。
[引用元:Navar]
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