2023年モデルiPhoneはUSB-Cポートとなる!EUが改正法案でUSB-Cへ統一へ

2021年9月24日に欧州連合であるEUの執行機関である欧州委員会が、EU圏内で販売されるスマートフォンなどの充電機器の端子について、今後はUSB-Cへ統一する法改正案を発表したことが明らかとなりました。
これにより、iPhoneのLightning端子もUSB-Cへ移行することが法的に義務付けられた形となります。
EU、スマートフォンの端子をUSB-Cへ統一へ
2021年9月24日に日本経済新聞が、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会が、EC圏内スマートフォンの充電機器の端子を今後はUSB-Cへ統一する法改正案を発表したことがわかりました。
現地時間9月23日に欧州委員会が、改正法案によりスマートフォンのUSB-Cへ充電機器端子の規格を統一することを発表しました。
すでに販売されているAndroidのほとんどがUSB-C規格であることから、改正案はiPhone向けの法案であることが予想されます。
そのため、iPhoneをEUで販売するためには、今後Lightning端子を廃止し、USB-Cへ統一する必要があります。
なぜLightning端子が嫌われているのか?
消費者からは、Lightning端子を嫌い、USB-C端子を希望する声が多く挙がっております。
特に最新のiPad ProやMacはUSB-CなのにiPhoneや廉価版iPadは未だにLightning端子であるために、ケーブルを統一して使えない声が上がっております。
欧州委員会によると、USB-Cに統一することで消費者の利便性を高め、充電端子ごとのケーブルの買い替えを抑えて廃棄物をへらすことg目的となっております。
なお、対象となっているのはスマートフォンだけではなくタブレットやデジタルカメラ、ヘッドフォンが対象となっております。
そのため、現在廉価版として登場している「iPad (第9世代)」もLightning端子ではなく、USB-Cへ移行することが余儀なくされます。
今後2年間の移行期間が設けられる
今後の動きに関して、EU加盟国と欧州議会にて、議論・審議が行われ、成立後に2年間の移行期間が設けられます。
企業側は、この2年間の間に販売しているスマートフォンやタブレットの端子をUSB-C端子へ変更しなければなりません。
今年中に成立されれば2023年に販売されるiPhone 15よりUSB-Cが搭載されることとなります。
なお、この「成立」がいつ行われるのかが重要であり、成立でき次第、法的にUSB-Cへの移行が2年以内に実施しなければならくなります。
ユーザーからは、iPad ProやMacはUSB-CなのにiPhoneだけLightning端子であるため、旅行する際はUSB-CケーブルとLightningケーブルを持ち運ぶ必要がありましたが、今後は最低でも1本で済むかもしれません。
[日本経済新聞]
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