Apple M1、Core i7やRyzen 7を超える性能を発揮か

2021年3月26日にAppleが新しいMacへ搭載を開始しているプロセッサ「M1」チップが、Intel Core i7やRyzen 7よりも高い性能を発揮していることが明らかとなりました。
AppleのM1チップはCore i7やRyzen 7を超える?
2021年3月26日にAppleが新しいMacへの搭載師を開始している「M1」チップのベンチマークが公開されていることが確認されております。
PassMarkベンチマークは、PCのCPU性能を測定するだけではなく、比較を行うことができます。
WEB上で公開されているPassMark Softwareで公開されているベンチマークのランキングをみると、M1チップが2位にランクインしていることが確認できます。
そのため、Intelの「Core i7 11700K」やAMDの「Ryzen 7 5800X」よりも高い性能を発揮していることが確認できます。
ベンチマーク結果はあくまでもシングルスレッド性能
こちらのひょうに関しては、あくまでもシングルスレッドあたりのベンチマークとなっております。
そのため、実際の体感とベンチマークが必ずしも一致することではありません。
体感するためには、マルチスレッドあたりのベンチマークの方が良いか、AppleのCPUが高い性能であることを数値として見ることができた。
なお、M1プロセッサはこれまでのプロセッサとは異なり、スマートフォンやタブレットに搭載されているARMベースで作成されているため、やや畑違いな点もある。
ARMプロセッサで何がいいのか?
一般的なモバイルPCとスマートフォンやタブレットの大きな違いは、バッテリー駆動時間や発熱であると言えるでしょう。
この点、ARMプロセッサは諸費電力性能が比較にならないほど高い。
使用する電力も少なくなることで、発熱問題もある程度気にすることはないでしょう。
しかし、M1プロセッサを搭載したMacbook AirとMacbook Proの違いは、大きくファンの有無にあります。
そのため、高性能なARMプロセッサを使用してもファンが不要というわけではない点には注意が必要です。
これらを踏まえるとメリットしかないが、これまでx86_64プロセッサ向けに作成されたソフトウェアをそのままでは動かすことができない問題があります。
今までのソフトウェアをARMプロセッサで動かすためには、開発者がARMプロセッサ向けにビルドをし直すかエミュレータを使用する必要があります。
Appleは、開発者へビルドを促している他、macOSでもエミュレートできるシステムを提供しております。
そのため、高性能なM1チップをほとんどのソフトウェアで気にせずに使用することができるため、これほど話題となっていると予想できます。
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