Apple、AR/VRグラスの開発を一時中断-5月にはチームを解散か

2019年7月12日にAppleが、拡張現実および仮想現実を実現するAR/VRメガネことARヘッドセットとVRヘッドセットの開発を中止していることが明らかとなりました。
すでにApple社内では、2019年5月頃に開発チームを解散していることが報じられております。
Apple、AR/VRヘッドセットの開発を中止か
2019年7月12日にAppleが、拡張現実および仮想現実を実現するメガネであるAR/VRヘッドセットの開発を中止していることが明らかとなりました。
Apple関連の情報で有名なチンミークオ氏やブルーバーグのMark Guman、メディアサイトCNETなどが、AppleがARグラスのハードウェアプロジェクトを中止したことを報じております。
Apple内部では、ARおよびVRプロジェクトが動いており、中でもARプロジェクトに力を入れていたことが報じられておりました。
ARKitなどでARを普及させることに成功した一方で、ハードウェアの開発を一時中断する結果となったようです。
ARヘッドセットは2020年にリリース予定だった
今回話題となったARヘッドセットは、元々2020年ごろに販売する計画でプロジェクトが進められておりました。
大量生産に関しても、2019年の第4四半期頃から2020年の第2四半期の間で行われると報じられておりました。
AppleのARヘッドセットには、iOSベースのオペレーティングシステムが搭載され、仮想的なタッチスクリーンとSiriによる音声コントロール、ジェスチャー機能などが含まれていたようです。
結果としてAppleは、ARヘッドセットではなく8Kの60GHz WiGig技術を搭載した高解像度ディスプレイを優先した事となりました。
将来のApple製品でAR技術が役に立つか
Appleは、ARヘッドセットのハードウェアチームを2019年5月頃にすでに解散していることが報じられております。
Apple内では、iPhoneの次に優先しているARとVRプロジェクトでしたが、ソフトウェアであるARKitは残しつつも、ハードウェアとしてのプロジェクトは終了した形となります。
Apple内部では将来のApple製品で、プロジェクトで培った技術を使用できる方法を探しているようです。
候補の中には、Appleの自動運転プロジェクトである「Project Tittan」などが含まれていることが予想されており、将来的にiOS以外でもAR技術がお披露目となることが期待されております。
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