2019年5月9日にGoogleが開催したデベロッパー向けカンファレンスイベント「Google I/O 2019」にて、次期Androidバージョンである「Android Q(コードネム)」を発表したことがわかりました。
「Android Q」の昨日には、ダークテーマの追加や折りたたみ式スマホのサポート、5G対応などが挙げられております。
Google I/OでAndroid Qが発表される
2019年5月9日にGoogleのカンファレンスイベントである「Google I/O 2019」にて、「Android Q」が正式発表したことが明らかとなりました。
Googleは、毎年Androidのアップデートを行っておりますが「Google I/O 2019」で次期バージョンが「Android Q(仮名称)」であることを正式発表しました。
「Android Q」は、2019年にリリースされる見込みとなっており、正式名称はQから始まるお菓子の名前になることが予想されております。
もちろん、今回の発表で「Android Q」の新機能がいくつか追加されているので、まとめてみました。
Android Qの新機能は?ダークテーマの追加や折りたたみスマホのネイティブ対応
「Android Q」の目玉機能の一つにダークテーマの追加が挙げられております。
ダークテーマことダークモードは、様々な場面で見かけるようになり、「YouTube」や「Twitter」はもちろんmacOSなどでも注目されております。
「Android Q」では、システム全体をダークへ染め上げることで、目の疲れを軽減することができます。
また、ダークテーマは有機ELによるバッテリーの消費電力の節約や画面焼付きなどを防ぐ効果があります。
「Android Q」のもう一つの新機能には、折りたたみスマホのUIをOSレベルで対応する機能が追加されております。
これは、事実上折りたたみスマホをネイティブに対応したと言えるでしょう。
2019年は、Samsungの「Galaxy Fold」のような折りたたみスマホが流行すると言われております。
Samsungは「Galaxy Fold」の設計を自社で一から行っておりましたが、「Android Q」により開発が楽になります。
通信環境に関しては、「Android Q」で5G回線に正式に対応しました。
5G回線は、2019年中に利用可能となる見込みとなっており、「Android Q」から正式に対応する形となります。
ほかにも「Focus Mode(フォーカスモード)」と呼ばれる機能が追加され、つい開いてしまうアプリケーションを制限する機能が追加されております。
これは、「Android Pi」からリリースされている「Digital Wellbeing」と同じ目的でユーザーのスマホ依存を軽減させる効果があります。
字幕に関する機能も追加されており、オフライン環境でも動画に字幕をつけることができる「Live Caption」も追加されております。
リプライ機能では、Gmailなどで実装されていた「スマートリプライ」機能をOSレベルで対応することが発表されております。
「スマートリプライ」に合わせて「Suggested Actions」と呼ばれる機能も新たに追加されており、メッセージの内容が住所などであれば「Google Map」を開く案内が表示されるようになるようです。
他の機能には、プライバシーを強化した「New location controls」が追加されており、子供のアプリの使用制限などが追加されております。
Google Qは、2019年秋ごろに登場
Googleは、「Android Q」を2019年秋ごろにリリースする予定であることを発表しております。
「Android Q」を利用できるスマートフォンには、同社製品である「Google Pixel」やAsus、ファーウェイ、LGなどが挙げられております。
日本企業であるSONYの名前も挙がってきているので、Xperiaも「Android Q」へアップデートすることができます。
もしかすると、2019年秋ごろに「Android Q」を搭載した新型Xperiaの登場もありうるのかもしれません。
[Google]
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