YouTube、「よくないねボタン(低評価ボタン)」の削除を検討中か

2019年2月5日にYouTubeが、動画を評価するための「いいねボタン」と「よくないねボタン」のうち、「よくないねボタン」の削除を検討していることが明らかとなりました。
「よくないねボタン」は、悪意のある低評価を避けるために削除する案が挙がっているようです。
YouTube、「よくないねボタン」を削除か
2019年2月5日にGoogle傘下のYouTubeが、動画の評価を行う「よくないねボタン」の削除を検討していることが明らかとなりました。
メディアサイト「PhoneArena」によるとYouTubeが、動画を評価するための「いいねボタン」と「よくないねボタン」のうち、「よくないねボタン」の削除を検討していると報じております。
「よくないねボタン」は、日本では「低評価ボタン」とも言われており、動画を視聴する前に品質を数値的に把握することができます。
「よくないねボタン」により、品質の悪い動画を視聴する時間を節約することができますが、YouTube内ではボタンの削除が検討されているようです。
よくないねボタンは悪意により操作されることも
YouTubeが「よくないねボタン」を廃止する理由に、悪意に低評価を付ける集団の存在が挙げられます。
悪意に低評価を付ける集団は「dislike mods」とも言われており、気に入らない動画をターゲットとして、集団的に低評価をつけることが報じられております。
この集団は、「低評価」の他にもネガティブなレビューも投稿するため、動画全体の品質が悪いように見せかけることができます。
これにより、動画へネガティブなイメージが付いてしまうことから動画が適切に評価されず、投稿者が得られる広告収益も大きく下がる問題が挙げられております。
よくないねボタンそのものを消してしまおうという動き
YouTubeチャンネル「Creator Insider」のでプロジェクトマネージメント・ディレクターであるトム・レオン氏は、YouTube内で低評価そのものを失くしてしまうプランが挙がっていることをコメントしております。
現在、「よくないねボタン」が残っている理由は、動画の品質を可視化する手段が「よくないねボタン」しか残されておらず、すぐに削除することができないようです。
対策としては、動画を25%以上視聴していないユーザーは、低評価できないなどの対策が挙がってきているようです。
そのため、将来的に「よくないねボタン」の仕様がアップデートされることが予想されております。
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