2018年11月12日にAppleが、2018年モデルである「iPhone XR」の生産台数を400~500万台ほど削減する方針であることが明らかとなりました。
「iPhone XR」の生産削減の背景には、需要が思ったよりも大きくなかった点と部品の品質問題が挙げられているようです。
Apple、iPhone XRの生産台数を400~500万台削減へ
2018年11月12日にAppleが、「iPhone XR」の生産台数を400万台~500万台ほど削減する方針であることが明らかとなりました。
メディアサイト「Apple3.0」によると、Appleは現在の四半期中に400万台~500万台ほど「iPhone XR」の生産台数を削減する予定であることが報じられております。
「iPhone XR」は、2018年モデルiPhoneの中でもエントリーモデルとして登場しておりますが、早くも生産台数が大幅に削減されているようです。
なお、一方で2017年モデルである「iPhone X」は100万台~200万台ほど増産予定となっている。
iPhone XRの部品に品質問題が発生
同誌は、Apple関連の情報に詳しいRosenblatt証券のアナリストであるジュン・チャン氏が残した投資家向けのメモの一部を公開しております。
- Appleは、現四半期において、さらに400万台~500万台減産する
- 一部の通信キャリアがホリデーシーズンに向けて「iPhone X」のプロモーションを行っており、Apple側は「iPhone X」を100万台~200万台ほど増産する対応を行う
- サプライヤーから「iPhone XR」の部品である高密度相互接続 (HDI) プリント回路基板の出荷数が最近1週間で急減しており、「iPhone XR」の生産減に直結している。
- Apple側がホリデーシーズンにここまで生産方針を変更することは珍しく、Apple側の在庫も多くないと考えられる。
公開されたメモによると、「iPhone XR」の部品である「HDI」出荷が遅れており、「iPhone XR」の生産が臆されているようです。
「HDI」の生産の遅れは、「Skyworks」が納入する部品の品質に問題があると報告されております。
iPhone XRはユーザーからの需要も少ない
安い「iPhone X」として登場した「iPhone XR」ですが、Appleが思っていたよりも需要が少ないようです。
「iPhone XR」は、当初2018年モデルの中でも一番人気のiPhoneとなることが予想されておりましたが、予約開始から一夜開けても当日に入手可能なほど需要がなかったことが確認されております。
すでに中国に史上では、「iPhone XR」の値下がりが置きており、ユーザーらが「iPhone XR」よりも「iPhone 8」や「iPhone XS」を求める傾向にあることが確認されております。
こうした市場価値を反映して、Apple側も「iPhone XR」の生産台数を減少したことが報じられております。
[Apple3.0]
コメント