2018年8月24日にAppleが、音楽検索アプリ「Shazam(シャザム)」の買収をようやくEU当局から認められたことが明らかとなりました。
Apple、Shazamの買収をEU当局から認められる
2018年8月24日にAppleが、流れている音楽の曲名を検索できるアプリケーション「Shazam(シャザム)」の買収が、ようやくEU規制当局から承認されたことが明らかとなりました。
Appleは、「Shazam」の買収を2017年12月に発表しておりましたが、EU当局による審査が起きたため、買収がストップしておりました。
審査は、最長で2018年9月4日まで実施することが報じられておりましたが、ようやく認可を得られたため、買収手続きを進めることが可能となりました。
なぜEU当局は買収に審査を必要としたのか?
「Shazam」は、イギリスの企業が開発したアプリケーションのため、EU当局の管轄内となっております。
同じくヨーロッパには、音楽関連で有名な「Spotify」という音楽聴き放題なストリーミングアプリケーションが挙げられます。
Appleも「Apple Music」という音楽聴き放題サービスをリリースしているため、「Spotify」と「Apple Music」はライバル関係にあります。
Appleが、「Shazam」を買収することで音楽検索機能を独占するほか、「Spotify」が業界的に不利とならないよう配慮した可能性が挙げられております。
結局のところEU当局は、Appleの買収へ条件を指定していないため、無条件で買収手続きが行われることとなります。
将来的にSiriで音楽検索が可能に
Appleが「Shazam」を買収することで、音声アシスタント「Siri」が強化されるのではないかと予想されております。
これにより、店内などで流れている知らない曲を「Siri」に聞くだけで曲名を把握することができるようになります。
さらに「Apple Music」と連携することで、すぐにお気に入りの曲としてプラリストに追加し、いつでも曲を聞けるようになるでしょう。
これらの機能が連携されれば、ライバルである「Spotiry」よりも音楽検索の手段が豊富になり、ユーザー満足度も向上することとなります。
まだ、「Shazam」の買収は完了しておりませんが、近い将来「iOS」のベータ版に音楽検索機能が登場するかもしれません。
[9to5Mac]
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