iPhoneの古いバッテリーは他のApple製品には影響しないことが判明

2018年1月7日にiPhoneに搭載されているバッテリーの劣化によりパフォーマンスが制限されている問題について、他のApple製品は該当しないことが明らかとなりました。
iPhoneの古いバッテリー問題は他のApple製品には影響せず
2018年1月7日にAppleが抱えている「iPhoneに搭載されているバッテリーの劣化具合に応じてOSレベルでパフォーマンスを制限している」問題が、他のApple製品に影響しないことが明らかとなりました。
Appleは、現在iPhoneのバッテリー劣化により意図的にパフォーマンスを制限していた問題について、謝罪とバッテリー交換費用の値下げで対応しております。
この対応は全世界が対処となっており、すでに日本でもバッテリー交換費用の値下げが実施されております。
Appleは、のバッテリー問題の説明にて、パフォーマンスの制限を設けているのはiPhoneのみであることを記述しております。
このことからパフォーマンスの制限対象となっているディバイスは、iPhoneのみであることが明らかだ。
これにより、「iPad」や「iPod Touch」もバッテリー劣化によるパフォーマンスの制限が設けられていないことが判明しました。
制限対象はiOS 10.2.1を搭載したiPhone 6以降のiPhone
バッテリー劣化によりパフォーマンスが制限する機能は、2017年1月にリリースされた「iOS 10.2.1」にて実装されているようです。
また、2017年12月に公開された「iOS 11.2」でも同様の機能が含まれているようです。
各iOSとiPhoneごとでパフォーマンスが制限されたタイミングは以下の通りとなっております。
iOS 10.2.1
- iPhone 6
- iPhone 6 Plus
- iPhone SE
iOS 11.2
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone X
このことから、「iPhone 6」で「iOS 10.2.1」を搭載していた場合はバッテリー劣化によるパフォーマンス制限が設けられていないことがわかります。
AppleのWEBページには、「iOS 11.2」は「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」を対象として機能が実装されていると記述されておりますが、恐らく「iPhone 8」や「iPhone 8 Plus」、「iPhone X」もこのタイミングからパフォーマンスの制限が設けられていることが予想されております。
パフォーマンスが制限された場合に起きる現象
「iOS」によりパフォーマンスが制限された場合、以下のような現象がiPhoneに起きるようです。
- App の起動に時間がかかるようになった。
- スクロール中のフレームレートが低くなった。
- バックライトが暗くなった (コントロールセンターで設定の変更が可能)。
- スピーカーの音量が小さくなった (最大でマイナス 3dB)。
- 一部の App でフレームレートが徐々に低下する。
- さらに極端な場合は、カメラのフラッシュがカメラの UI に表示されているにもかかわらず使用できなくなった。
- バックグラウンドで更新されるはずの App が起動中に再読み込みされる場合がある。
これらの現象が起きた場合は、新しいiPhoneへ乗り換えるか、Appleから案内されているバッテリー交換プログラムを受ける必要があります。
2018年中であれば、iPhoneのバッテリー費用が3,200円で受け付けることが可能です。
なお、バッテリー交換費用の値下げ対象となっている各iPhoneは以下の通りとなっております。
- iPhone SE
- iPhone 6
- iPhone 6 Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone 7
- iPhone 7s Plus
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone X
これらのディバイスを所持し、パフォーマンスの制限が感じられた場合は、バッテリー交換を行うことが推奨されております。
しかし、パフォーマンスの制限の対象となっていない機能もありますので、交換する際は以下の制限の対象となっていない機能も確認する必要があります。
- 通話品質やネットワークスループット
- 撮影した写真やビデオの品質
- GPS のパフォーマンス
- 位置情報の精度
- ジャイロスコープ、加速度センサー、気圧計などのセンサー
- Apple Pay
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