iPhone XのSuper Retinaディスプレイは業界最高レベルで焼付きが低減されている

2018年1月3日にAppleから販売されている「iPhone X(アイフォンテン)」に搭載されている「Super Retina」ディスプレイが、業界最高レベルで画面の焼付き問題を低減していることが明らかとなりました。
iPhone XのSuper Retinaディスプレイは、画面の焼付きを極限まで低減
2018年1月3日にAppleから販売されている「iPhone X」に搭載されている「Super Retina」ディスプレイが、極限まで画面の焼付き問題を低減していることが判明しました。
「iPhone X」は、これまでの液晶ディスプレイによる「Retinaディスプレイ」ではなく、有機ELによる「Super Retinaディスプレイ」を採用しております。
液晶ディスプレイから有機ELディスプレイへ変更することで、iPhoneは以下のメリットを得ることができます。
- コントラストの向上
- 消費電力性能の向上
- 黒色がはっきりする
- ベゼルレスデザインなどの奇抜なデザインへの応用
- ディスプレイのドット抜けが起きない
対して、有機ELディスプレイを採用することで以下のデメリットが発生してしまいます。
- 生産コストの向上
- 販売価格の向上
- 生産難易度の向上
- コントラストが寿命により低減
- 画面が焼き付く
中でも、有機ELディスプレイのデメリットで際立って目立つ「画面の焼き付き」問題について、「iPhone X」は業界最高レベルで低減していることが判明しております。
有機EL搭載スマートフォンでの比較
有機ELディスプレイを採用しているスマートフォンは、「iPhone X」の他にSamusungの「Samsung Galaxy S7 Edge」と「Samsung Galaxy Note 8」が挙げられます。
韓国のメディアサイト「Cetizen」が、それぞれのディバイスの画面の焼付き問題をテストした結果、「iPhone X」が最も画面の焼付きを低減していることが判明しました。
動画の中では、「Samsung Galaxy S7 Edge」と「iPhone X」と「Samsung Galaxy Note 8」の順番に23日間同じ画面を表示し続けた結果が公開されております、
一番下の「Samsung Galaxy Note 8」については、表示されていた文字ははっきりとディスプレイに焼き付いてしまっていることがわかります。
一番上の同じGalaxyシリーズである「Samsung Galaxy S7 Edge」は、一見画面の焼付きが一番低減されているように見えますが、Android特有のメニューバーがはっきりと焼き付いてしまっている。
最後に真ん中の「iPhone X」は、薄っすらと画面の焼付きが起きているものの、文字などは読めない程度に収まっている。
iOSレベルで画面の焼付きを制限!?
Appleは、「iPhone X」に搭載している「iOS 11」にて、Super Retinaディスプレイの長期利用により劣化を極限まで抑えていると報じられております。
さらにディスプレイの表現力を長持ちするよう工夫が施されており、しっかりと有機EL対策がOSレベルで行われているようだ。
しかし、Apple自身が有機ELのデメリットを完全にカバーしていないことを認識しており、同社の公式WEBページにてSuper Retinaディスプレイに関する注意点を公開しております。
ここまでOSレベルで有機ELのサポートができていれば、「iPhone X」の有機ELのデメリットを気にせずに長期的な活用が望めそうです。
[Cetizen]
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