Apple、顔認証「Face ID」は複数ユーザーに対応しないことを発表

2017年12月2日にAppleが「iPhone X」に採用されている顔認証システム「Face ID」は複数ユーザーに対応しないことを発表致しました。
Face ID、複数ユーザーに対応せず
2017年12月2日にAppleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長を務めるグレイグ・フェデリギ氏が、当面は顔認証システム「Face ID」が複数ユーザーに対応しないことを発表致しました。
同氏によると「iPhone X」にて初めて登場した「Face ID」は、複数ユーザーで利用できる想定で設計していないことをコメントしている。
その為、2018年モデルの次期iPhoneはもちろん、現在は複数ユーザーに対応した「Face ID」を搭載したiPhoneの販売・アップデート予定は無いようです。
Touch IDは5本まで指を登録できた
「iPhone 5s」から「iPhone 8」まで採用されてきた指紋認証システム「Touch ID」は、ユーザーの指を5本まで登録することができます。
5本登録する指の中には、ユーザー自身の指ではなく他の人の指を登録することができました。
このことから「Touch ID」は、実質ユーザー以外の生体認証が可能であり、最大5人までユーザーを登録することができました。
さらに指紋を登録する際に、一回の登録で複数の指を置くこと認証制度は下がるが、5本以上の指を登録することが可能でした。
Face ID、当面は複数ユーザーに対応せず
今回の発表によりAppleが当面の間は、「Face ID」が複数ユーザーに対応しないことを発表しました。
また、フェデリギ氏もいずれは「Face ID」を複数ユーザーに対応する可能性があるとコメントしており、次期iPhoneあるいはiPadにて実装される可能性があります。
Appleは、推奨しておりませんが「Face ID」にて複数のユーザーの顔を登録する方法は存在しております。
「iPhone X」に搭載されているチップと「Face ID」は、学習することにより、認証制度を上げる特徴があります。
「iPhone X」が学習するタイミングは、顔認証にてユーザーではないと判断したときにパスコードの入力を求め、正しければ認証に失敗した顔を学習します。
これを活用して、所有者以外の顔でパスコードを入力し続けると、「iPhone X」は実質2里の顔を登録してしまうようだ。
もともと「Face ID」は複数ユーザーに対応していないため、認証制度は落ちてしまいますが、実質的に複数ユーザーに対応することが出来るようです。
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