Google、GPSオフでもAndroidユーザーの位置情報を取得していたことが判明

2017年11月23日にGoogleが、Android端末のGPSをオフにしてもユーザーの位置情報を取得していたことがわかりました。
Google、GPSのオンオフに限らず位置情報を取得
2017年11月23日にGoogleが、AndroidスマートフォンのGPSをオフにしていてもユーザーの位置情報を取得していたことが明らかとなりました。
Android端末のメニューには、GPSのオンオフをすぐに切り替えることができます。
Androidユーザーなら薄々気づいていると思いますが、位置情報をオフ(GPSオフ)にしてもユーザーの位置情報を取得していることがわかりました。
Android端末で、Googleアシスタントを利用していると位置情報サービスをオフにしているのにオススメのお店が出ていたのはこのためのようです。
電波塔からユーザーの位置情報を把握
Googleは、スマートフォンが使用する電波塔のユニークアドレスを取得しております。
ユニークアドレスはセルIDとも呼ばれており、GPSを使用せずにおおよそのユーザーの位置情報を取得することが出来ます。
セルIDは、GPSをオフに設定したり、SIMカードを指していない状態でも取得することができるようです。
Googleによると2017年1月からメッセージ送信速度とパフォーマンスの向上のため、セルIDを補助的なシグナルとして利用し始めたようです。
セルIDでわかるユーザーの位置情報
電波塔から発信されるセルIDは、ユーザーの現在位置を最低半径400mまで把握することができるようです。
これは、三角測量法により測定することができるようです。
セルIDは、電波塔から発信されるため近くに電波塔が多く存在すればそれだけ精度が高まる。
このことから、電波塔が多い街中などではより正確にユーザーの位置情報を把握することができます。
また、Wi-Fiをオンにするとさらにユーザーの位置情報を正確に把握することができます。
その為、街中ではGPSをオンにしていなくても、精度の高い位置情報を把握することが可能だ。
セルIDは、GPSを利用せずに位置情報を把握できる反面、ユーザーの意志に問わずに位置情報を知ることができる。
Googleはユーザーの位置情報をGoogleアシスタントで活用しているため、常にユーザーの位置情報を利用したサービスが提供されている。
これは、個人情報保護を害する技術であるとも言われており、賛否どちらの意見も挙がってきている状況です。
[Quartz]
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