FBI、Appleへ銃乱射事件犯のiPhone SEのロック解除を要求へ

2017年111月20日にFBIが、アメリカテキサス州の銃乱射事件の犯人が所持していた「iPhone SE」のロックを解除できなかったことが明らかとなりました。
FBIはAppleに対して「iPhone SE」へのアクセスを要求する捜査令状を提出しているようです。
FBI、iPhoneのセキュリティーを突破できず
2017年11月20日にFBIが、Appleから販売されている「iPhone SE」のセキュリティを突破できず、データにアクセスできていない状況であることがわかりました。
FBIは、2017年11月5日にアメリカテキサス州で起きた銃乱射事件の犯人が所持していた「iPhone SE」のデータへアクセスを試みていたようだ。
「iPhone SE」には、指紋認証システムが採用されており、画面のロックを解除するためにはTouch IDによる指紋認証が必須となっている。
FBIは、犯人が所持していた「iPhone SE」のデータとiCloudに入っているデータへのアクセスを試みたようですが、セキュリティーを突破できずにいるようです。
Appleへ捜査令状を提出
FIBはAppleに対して、「iPhone SE」のデータへのアクセスを要求する捜査令状を提供していることが明らかとなっている。
捜査令状は、2017年11月9日付けとなっていることからすでにApple側に送付されていることが判明している。
また、FIBと警察官は銃乱射事件の犯人が所持していた「iPhone SE」だけではなく、LG製のスマートフォンのロック解除も依頼しているようだ。
このことから、近年販売されているスマートフォンのセキュリティーはFBIの技術力でもアクセスできないことが判明しております。
FBIはAppleへバックドアを要求
FBIは予てからAppleに対してiPhoneのセキュリティーについても苦言をしている。
2015年の銃乱射事件の犯人が所持していた「iPhone 5C」のロック解除の要求に対して、AppleはFBIの依頼を断っている。
それ以来FIBはAppleに対して、iPhoneのデータへアクセスできるようバックドアを要求している。
もちろんFIBは、捜査目的を前提としたバックドアを要求しており、それ以外の目的で使用しないことを発表している。
これに対しAppleは、いかなる場合においてもプライバシー保護のためにiPhoneのバックドアを作成しない事をコメントしている。
[9to5Mac]
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