Amazon、LINEのスマートスピーカー「Clova WAVE」を削除 – 独占禁止法に該当か

2017年11月20日にAmazonが、LINEから販売されているスマートスピーカー「Clova WAVE」を販売禁止していることが明らかとなりました。
Amazon、LINEの「Clova WAVE」の販売を中止へ
2017年11月20日にAmazonが、コミュニティーアプリケーションで有名なLINEから販売されているスマートスピーカー「Clova WAVE」を販売禁止商品に加えていることが明らかとなりました。
LINEのスマートスピーカー「Clova WAVE」は、独自の音声アシスタントを搭載した同社初のスマートスピーカーとして販売されております。
通常の製品であれば、豊富な品揃えで評判のAmazonにて購入することができるが、どうやらAmazon側が「Clova WAVE」の販売を許していないようだ。
LINE側からの問い合わせ
LINEがAmazonに問い合わせたところ、Amazon側は「Clova WAVE」が販売禁止商品に指定されていると回答したことが判明している。
Amazon側からどのような理由で「Clova WAVE」がAmazonの販売禁止商品に認定されたかについて、具体的に公表されていない。
また、第3者目線から見ても「Clova WAVE」がAmazonのガイドラインに違反したような製品ではないことは明白だ。
今回のAmazon側の対応は、一方的であり同社のスマートスピーカー「Amazon Echo」を売りたいがための対応であると見て間違いないでしょう。
独占禁止法に該当か
今回のAmazon側の対応は、独占禁止法に違反するのではないかと言われております。
過去にAmazonは、Amazon Fireシリーズを販売するためにAppleの「Apple TV」の販売を禁止している。
「Apple TV」の販売禁止については、Amazonが提供しているコンテンツに対応していないことが理由だと噂されております。
Appleが2017年6月に発表した新型「Apple TV」は、Amazonが提供している「Amazon Primeビデオ」に対応しているため、後日復活することが予想されている。
LINEのスマートスピーカー「Clova WAVE」も、Amazonのコンテンツの1つである「Amazon Prime Music」に対応することで、Amazon内での販売が許可される可能性があります。
しかし、LINEが提供している「LINE MUSIC」からの利益が減少するため、いずれにせよLINE側に大きな問題が生じることになりそうです。
[産経]
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