iPhone Xの顔認証は、MicrosoftのKinectと同じ原理であることが判明

2017年9月18日にAppleから発表された「iPhone X」に搭載されている顔認証システムが、Microsoftの「Kinect」と同じ原理であることが明らかとなりました。
MicrosoftのKinect
「Kinect」は、日本では2010年11月20日に販売されたジェスチャー・音声によって操作ができるディバイスとなっております。
また、「Kinect」にはRGBカメラ、深度センサー、マルチアレイマイクロフォン、専用ソフトウェアを動作させるプロセッサを内蔵したセンサーが搭載されております。
これらのセンサーにより「Kinect」は、ユーザーの顔を識別することができるようです。
この仕組みは、なんとAppleから発表された「iPhone X」のディスプレイ上部にも採用されていることがわかりました。
iPhone XとKinectは同じ原理??
2017年9月18日にメディアサイト「The Verge」によると、Appleから発表された「iPhone X」に採用されている顔認証システムは、Microsoftの「Kinect」と同じ原理で識別していることが明らかとなりました。
こちらの画像は、Microsoftが2016年に公開した「Kinect」の内部画像となっております。
そして、こちらがAppleから発表された「iPhone X」のディスプレイ上部の仕様となっております。
「iPhone X」と「Kinect」のセンサーを比較すると概ね基本構造が一致していることがわかります。
このことから、「iPhone X」のディスプレイ上部は、「Kinect」の技術を小型化した部分であると言えるでしょう。
Kinectの発端
「Kinect」が開発されたのは、Microsftではなく、イスラエルを拠点とする「PrimeSense」が開発した技術となっております。
「Kinect」の認証システムは、赤外線センサーを利用し、深度情報を専用のチップで解析することで認証が行われております。
その後、Microsoftは「Kinect」とゲームを結びつけてXboxの周辺機器としてこの技術を応用し、「Kinect」は世界的に有名になりました。
そして、「Kinect」を開発した「PrimeSense」は2013年にAppleに買収されることになりました。
Appleが「PrimeSense」を買収したことで、すでに次期iPhoneへ顔認証システムが採用する計画が起てられていたのかもしれません。
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