格安SIM業者(MVNO)ではApple Watch Series 3セルラーモデルを利用することができない可能性が浮上

2017年9月13日にAppleから販売された「Apple Watch Series 3」のセルラーモデルが格安SIM業者であるMVNOでは利用できない可能性が浮上してきました。
Apple Watch Series 3を発表
現地時間2017年9月12日Appleから発表された新しいApple Watch「Apple Watch Series 3」には、GPSモデルとGPS+セルラーモデルの2種類が発表されております。
Appleが発表した「Apple Watch Series 3」のモデルごとの価格は、以下の通りとなっております。
- Apple Watch Series 3:329ドル/日本円で約36,800円
- Apple Watch Series 3セルラーモデル:399ドル/日本円で約4万5,800円
また、発表イベントの内容は、以下の記事に詳しく記載しております。
Apple Watch Series 3は単体で通信が可能
「Apple Watch Series 3」のセルラーモデルでは、新しく「eSIM」が採用されております。
「eSIM」が採用されることで、iPhoneに挿しているSIMカードに登録されている電話番号をそのままApple Watchで利用することが出来るメリットが挙げられます。
しかし、そのためには通信会社から特別な通信プランを提供してもらう必要があり、Appleのプレゼンでは米国での「eSIM」利用料金は約1,000円であると発表されております。
その後、DocomoがiPhoneと「Apple Watch Series 3」で同じ電話番号が利用できる「ワンナンバーサービス」を月額500円で9月22日より提供することを発表しております。
同じくau by KDDIも、iPhoneと「Apple Watch Series 3」で同じ電話番号が使える「ナンバーシェア」を月額350円でサービスインすることを発表しております。
このことから、日本で「Apple Watch Series 3」を利用する場合は、海外よりも安い価格で利用することができるようです。
MVNOではセルラーモデルを利用できない!?
MVNOの多くが利用している回線は、DocomoですがどうやらMVNOでは「Apple Watch Series 3」のセルラーモデルを利用することができない可能性が浮上しているようです。
冒頭でも記述しましたが、「Apple Watch Series 3」を利用するためには、キャリアから特別なプランを提供して貰う必要があります。
「Apple Watch Series 3」の「eSIM」は、通常のSIMカードとは異なり、内蔵式のSIMカードとなっております。
また、Appleの公式WEBページにはセルラーモデルを利用できる通信会社が「SoftBank」と「au」、「docomo」のみであると記載されていることがわかります。
さらに大手MVNOである「IIJ」と「mineo」はTwitterにて、MVNO業者では利用できない可能性を指摘しております。
本日発表となったApple Watch Series 3ですが、現時点で弊社に何ら情報はなく、実機も入手できていません。今後情報が分かり次第お知らせします。なおドコモがspモードサービスの契約を必須とするなどからして、MVNOでの利用ができない可能性もありますが、ご了承ください。
— IIJmio (@iijmio) 2017年9月12日
(Apple Watch Series 3も動作確認したかったなぁ)
— mineo(マイネオ) (@mineojp) 2017年9月12日
これまで、iOSのアップデートに対応してきたIIJですらMVNOで「Apple Watch Series 3」セルラーモデルを利用できない可能性を指摘していることから、MVNOでApple Watchを利用するためにはGPSモデルしか選択しが無いことになります。
何れにせよ、正式な発表はまだですので今月中には何かしらの動きがあると予想されます。
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