Alphabet傘下のVerilyが2000万匹の不妊蚊を放つ計画を発表

現地時間2017年7月14日にAlphabet傘下のVerilyが、デング熱やジカ熱などを媒介する蚊「ネッタイシマカ」を駆除するために、2,000万匹の不妊蚊を放つ計画を発表しました。
蚊をこの世から消滅させる?
米国時間2017年7月14日にGoogleの親会社であるAlphabet傘下の生命科学企業Verily Life Sciencesが、ラボで人工的に生産した不妊蚊を2,000万匹放つ計画を発表致しました。
このプロジェクトは、「Debug Project」と呼ばれており「ネッタイシマカ」と呼ばれる蚊を駆除するために設立されました。
「ネッタイシマカ」は、ジカ熱やデング熱などのウィルスを媒体としてしまうため、駆除を行う必要があると判断されている。
「Debug Project」は、総計2,000万匹の人工的に生産した不妊蚊を放つ予定であることを発表している。
2,000万匹の不妊蚊を放つ
生命科学企業Verily Life Sciencesは、ラボで人工的に生産した不妊蚊を放つ予定であることを発表している。
人工的に生産した不妊蚊は、交尾したメスのタマゴが孵化しないように制限されたバクテリアを移植されているようだ。
この不妊蚊をVerilyは、米カリフォルニア州フレズノへ20週にわたり毎週100万匹ずつ放つことを発表しております。
これにより、総合系2,000万引きの不妊蚊が約1221ヘクタールの範囲へ放たれるようだ。
Verilyによると、期間中は毎日夜明け前にデバッグ用専用バンにより対象地域を徘徊しながら不妊蚊を放つようです。
プロジェクトの目的
今回発表された「Debug Project」で行われた害虫駆除方法は、「不妊虫放飼」と呼ばれる方法になります。
今回生産された不妊蚊は、バクテリアを保有しているため、遺伝子操作が行われていないことが最大の特徴となる。
その為、放たれた蚊が遺伝子操作により予期しない突然変異が行われる心配が無い。
この不妊蚊と野生のメス蚊の間にできた卵は孵化されないため、必然的に「ネッタイシマカ」の成虫が減少することが期待されています。
フレズノでは、2016年から蚊防除企業のMosquitoMateと共同して不妊蚊の飼育を行ってきており、大量の不妊蚊の生産方法と効率的な飼育方法を共同開発している。
Verilyは、今回の「Debug Project」にてこのフィールドワークの成果次第では、世界に大きな影響を与えることができるとコメントしております。
[Veily]
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