iOS 11を搭載したiPhoneで新機能「Core NFC」が利用可能に

2017年7月15日にAppleから配信されている「iOS 11 Bate」から、NFCを使った新しいサービス「Core NFC」に関する情報が明らかとなりました。
iOSのNFC
現在販売されているiPhoneにもすでに、NFC(Near Field Communication)が搭載されております。
Appleはもともと、Apple Payを利用するためにNFCを搭載しておりましたが、「WWDC 2017」の発表により「Core NFC」呼ばれるサービスを公開することを発表している。
「Core NFC」の詳細については触れられなかったものの、NFCタグの読み書きが可能なサービスではないかと噂されておりました。
そして本日、「iOS 11 Bate」から「Core NFC」に関する情報が公開されました。
Core NFC
「iOS 11」に搭載される「Core NFC」は、iPhoneに搭載されているNFCによりNFCタグへ「読み取り」と「書き込み」ができる機能となっているようです。
「iOS 11」を搭載したiPhoneで、スキャン用のダイアログボックスでNFCタグを読み取ると、タグに埋め込まれた情報を認識することができる。
Appleがどこまで読み込んだタグによる制御を規制するかは不明ですが、iPhoneをかざすだけで利用できることは大きなメリットになります。
少なくとも、「Suica」や「PASMO」、「WAON」、「nanaco」、「Edy」などと言ったNFC(FeliCa)にも技術面では対応することができる。
将来的には、運転免許もNFCで読み取る本人確認システムが登場すると、本人認証システムに新しい道ができそうです。
Android端末では?
実は、数年前からAndroidはNFCによるNFCタグへの読み込みと書き込みに対応している。
これはAndroidでの使用例になるが、「Wi-FiをONにする」というNFCタグを作成し、家の玄関に設置することで、帰宅後にNFCタグをかざすだけでWi-Fiをオンにすることができる。
また、NFCに対応しているプリンターであれば、スマートフォンで写真を選択し、プリンターのNFCへスマートフォンをかざすだけでプリントを行うことができる。
さらにNFCに対応したBluetoothスピーカーでは、ペアリングもNFCへスマートフォンをかざすだけで、すぐに音楽を再生することができる。
これらの特徴の他にもNFCで利用できる最も大きなメリットは、NFCタグ1枚辺りが100円しかコストがかからない点が挙げられます。
サンワサプライ NFCタグ(10枚入り) 白 MM-NFCT
なお、「Core NFC」に対応する端末は、「iPhone 7/7 Plus」と「iPhone 7s/7s Plus」の2機種となりますのでご注意下さい。
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