Apple、iOS 11のマップアプリがVRモードを搭載か

2017年6月25日にAppleがデベロッパー向けカンファレンス「WWDC 2017」で発表した「iOS 11」のマップアプリにVRモードが備わっていることが明らかとなりました。
iOS 11のマップアプリ
Appleがデベロッパーカンファレンス「WWDC 2017」で発表した「iOS 11」には、様々なVRやAR機能が搭載されていると報告されております。
そして、2017年6月25日に「iOS 11」に搭載されるマップアプリがVRモードを搭載していることが明らかとなりました。
現在報告されている内容によると、VRモードはFlyoverが利用できる地域でのみ提供されているようです。
「iOS 10」のマップアプリにあるFlyoverボタンをタップすると、ユーザーがいる地域の観光名所を案内する機能が搭載されておりました。
しかし、今回のリーク情報により、Flyoverボタンは観光名所機能からVRモードへ変更されてようです。
AppleとVRとAR
Appleは、VR(仮想現実)よりもAR(拡張現実)に力を入れていることで有名です。
先日行われた「WWDC 2017」は、ARコンテンツを作成するための「ARKit」を公開しております。
「WWDC 2017」では、VRについても意欲的な姿勢を見せており、MacでVRコンテンツを利用できることを発表している。
同イベントでは、iOSとVRを関連付ける発表はありませんでしたが、以前よりもVRコンテンツに意欲的なのは間違いないだろう。
従来までは、VRはFacebookやGoogle、ARはAppleがそれぞれの強みになるだろうと言われておりましたが両社ともAR事業とVR事業を平行して進めるようだ。
純正マップアプリのVRモード
「iOS 11」に搭載されているVRモードは、「ARkit」の機能が採用されているようだ。
WOW 😮 There is an VR mode in Apple maps on iOS 11! It seems to use ARKit for positioning! pic.twitter.com/IdXiGoed26
— Stijn (@StijnDV) 2017年6月24日
AR・VRコンテンツが「ARKit」を利用していた場合、プロセッサが「A9」以上を採用している必要がありますので、ご注意下さい。
Holy Flyover Magic Window batman. pic.twitter.com/Fb8nPeLT5J
— Paul Haddad (@tapbot_paul) 2017年6月22日
なお、「iOS 10」まで公開されていたFlyoverによる観光案内機能は、削除されたわけでないようだ。
「iOS 11」にて別途用意されたスタートボタンをタップすることで「iOS 10」で実装された観光案内機能を引き続き利用することが出来ます。
[iDB]
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