2017年6月16日にVivoのスマートフォンが、ディスプレイ一体型指紋認証システムでセキュリティ認証を行っている動画がリークされていることが明らかとなりました。
ディスプレイ一体型指紋認証
ディスプレイ一体型指紋認証システムは、ディスプレイに指を置くだけでセキュリティ認証を行うことができる。
最大のメリットは、ディスプレイに指紋認証システムを搭載することで、物理的なモジュール(iPhoneのホームボタンや、指紋認証センサー)の表面積が無くなるメリットが挙げられます。
そして2017年6月16日に中国のSNSで、Vivoのロゴが入ったスマートフォンが、ディスプレイ一体型指紋認証システムでセキュリティ認証を実際に行っている動画がリークされました。
ディスプレイ一体型指紋認証は、2017年に販売予定のAppleのiPhone 8が有名ですが、どうやら他社でも実用段階の一歩手前まで進歩しているようです。
なお、動画は以下のサイトから確認することができます。
ディスプレイ一体型指紋認証といち早くリリースする企業は?
今回のリークで、Apple以外の企業もディスプレイ一体型指紋認証システムの開発に取り組んでいることが明らかとなりました。
リークされたVivoのスマートフォンは、外観が「Vivo X9 Plus」に似ていることから「Vivo X9 Plus」の後継機であると予測されます。
また、動画を投稿したアナリストの潘九堂氏は、ディスプレイ一体型指紋認証センサーは、Appleがいち早くリリースするが、国内ではSamsungよりもVivoが先にリリースするだろうと予測している。
もしかすると2017年6月28日に開催予定の上海MWCにて、Vivoがディスプレイ一体型指紋認証システムを搭載したスマートフォンを発表する可能性がある。
そうなると、世界にいち早くディスプレイ一体型指紋認証システムを搭載したスマートフォンを披露するのは「Vivo」ということになります。
ディスプレイ一体型指紋認証で注目すべきこと
ディスプレイ一体型指紋認証システムで、最も注目すべきはディスプレイにより指紋認証ができることではない。
重要なのは、ディスプレイに搭載した指紋認証センサーがどれくらいの精度で指紋認証が可能かどうかが問題だ。
その為、どの企業がいち早くリリースするかが問題ではない。
ほかにも、どれほどの時間で指紋認証が行えるのかが問われております。
ディスプレイ一体型指紋認証システムは、技術的な実装が難しい上に、セキュリティ面での担保も考慮しなければならないため、非常にシビアなモジュールとなっている。
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