【注意!!】新たなマルウェア「Fireball」が世界中で感染が確認される

現地時間2017年6月7日にMalwarebytesによると、マルウェア中でもアドウェアに分類される「Fireball」が世界中で感染されていることが明らかとなりました。
現在わかっているだけでも、2億5,000万台のパソコンへ感染しているようです。
新たなマルウェアFireball
Malwarebytesは、6月7日に公開した「Fireball Chinese malware and you – Malwarebytes Labs|Malwarebytes Labs」にて、新たなマルウェア「Fireball」への注意を呼びかけている。
「Fireball」は、世界中で感染が確認され、6月7日時点では約2億5,000万台のパソコンへの感染が確認される。
Malwarebytesは、「Fireball」が感染しているかどうかを確かめる方法や、感染した場合の対処方法などを公開しております。
「Fireball」に感染した場合の深刻度は非常に高いため、早期的な対策が求められる。
Fireballとは
「Fireball」は、マルウェアの中でもアドウェアと呼ばれる種類に該当する。
一般的には、深刻度が低いように見られるが、「Fireball」に限っては、他のマルウェアをダウンロードする機能が備わっている。
その為、「Fireball」に感染してしまうと、他のマルウェアを呼び寄せてしまい、深刻度が一気に高くなります。
また、現在「Fireball」は大規模なアドウェアとして機能しているが、将来的に大規模な分散サービス妨害攻撃が可能なマルウェアへ進化する可能性がある。
その為、2017年に注意を呼びかけられた「WannaCry」のような被害が発生する可能性がある。
もう一つの「Fireball」の機能にブラウザの動作に変更を加える機能が搭載されている。
これにより、「Fireball」の開発者は、不正に広告で収入を得ているのではないかと思われる。
仮に「Fireball」が不正に広告収入を得る目的で作られたとしても、大規模な攻撃が可能なバックドアが存在するため、早めの対策が必要だ。
Fireballによる被害
「Fireball」の感染は、インドだけでも2,500万台が確認されている。
さらに、ブラジルでは2,400万台、メキシコでは1,600万台、インドネシアでは1,300万台も確認されている。
米国でも被害が確認されており、550万台のパソコンへ感染し、米国の企業の社内ネットワークの10.7%が被害を受けている。
しかし、「Fireball」はWindowsの「コントロールパネル」にある「Programs and Features(プログラムと機能)」により簡単に削除することができる。
Macの場合は、「Applications(アプリケーション)」からゴミ箱へ移動し、ゴミ箱を空にすることで削除することが可能だ。
このように「Fireball」の削除は簡単ですが、ウィルス対策ソフトのアップデートを早急に行うことが推奨されております。
[Fireball Chinese malware and you – Malwarebytes Labs]
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