Google、次期Google Chromeで低品質な広告をブロックする機能を追加か

米国時間2017年6月1日に米Googleは、同社のインターネットブラウザである「Google Chrome」の次期バージョンで、低品質な広告をブロックする機能を追加することを発表致しました。
低品質な広告をブロック
米Googleは、「Google Chrome」の次期バージョンで、低品質な広告をブロックする機能を追加予定であることが明らかとなりました。
次期「Google Chrome」では、ブラウザに表示されるオンライン広告に対し、「Better Ads Standards」を基準として低品質な広告をブロックすることを公式ブログで発表している。
なおGoogle公式ブログからは、具体的にどのバージョンで次期「Google Chrome」に本機能が採用されるか、発表されませんでした。
Googleの方針
Googleは公式ブログにて、多くのWEBクリエーターはオンライン広告を使用して稼いでいることを認識していることを明らかにしている。
しかし、出回っているオンライン広告の多くは、ユーザーの視点から考えると、迷惑であることが多いことを発表した。
具体的な問題として、ページへアクセスした途端に音楽が流れ出すWEBページや、WEBページの内容を知るために10秒以上待たされることを挙げている。
他にも、誤クリックを招くような動的な広告なども問題視されている。
近年のGoogleの行動
Google や Facebookなどの大企業やインタラクティブ広告業界団体のIAB(The Interactive Advertising Bureau)が立ち上げた団体、「Coalition for Better Ads」が近年、活発に活動しているとの報告が挙がってきている。
Googleは、「Better Ads Standards」の基準として、2018年の初めにオンライン広告のブロック機能を搭載した「Google Chrome」を公開する予定であることを発表した。
対象となるオンライン広告は、他社製のオンライン広告のみならず、同社の「Google Adsense」による広告も対象となるようだ。
「Google Adsense」については、Googleの判断によっては、広告の停止を実施することもあるようだ。
なお、「Better Ads Standards」における低品質な広告の例は、下記をご参照ください。
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