Intel、「Thunderblot 3」をCPUと統合 – ライセンス料が無料に

現地時間2017年5月24日に米Intelは、米Appleと共同開発した「Thunderbolt 3」を同社のCPUに統合することで、ロイヤリティフリー(ライセンス使用料無料)として提供することを発表致しました。
Thunderbolt 3をロイヤリティフリー
米Intelは、Appleと共同開発した高速汎用データ転送が可能な「Thunderbolt」の最新バージョン「Thunderbolt 3」をロイヤリティフリー(ライセンス使用料無料)として公開することを発表致しました。
米Intelによると、「Thunderbolt 3」を同社のCPUと統合することでPC基板を省スペース化することが可能になるようだ。
またプロトコル仕様を公開することで、チップメーカーはThunderport対応チップを安価に製造することが可能になる。
そもそもThunderbolt 3とは
「Thunderbolt 3」は、米Intelと米Appleが共同開発した規格の一つで、高速汎用データ転送を目的として開発されました。
「Thunderbolt 3」の最大の利点は、「USB Type-C」と統合されていることが挙げられます。
これにより、「Thunderbolt 3」のみで「充電ポート」や「ディスプレイポート」として利用することができる。
もちろん、「Thunderbolt 3」に対応していればキーボードやマウス、USB式のハードドライブ(ストレージ)も利用することが可能だ。
さらに伝送速度は最大40Gbpsとなっており、USB 3.1の約4倍になる。
Thunderbolt 3が主流となる
従来までは、「Thunderbolt 3」を利用するためには、ロイヤリティを支払う必要がありましたが、今回の発表により各メーカーは、ライセンス料を支払う必要がなくなりました。
これにより「Thunderbolt 3」互換チップを自由に製造販売できるようになったため、「Thunderblot 3」規格の普及が加速することが期待できる。
またMicrosoftが先日公開した「Windows 10 Creators Update」で「Thunderbolt 3」のサポートを強化している。
「Thunderbot 3」規格を共同開発したAppleも、新型「Macbook Pro」のポートをすべて「Thunderbolt 3」とすることで、普及の手助けをしている。
これによりさらに「Thunerbolt 3」が標準規格として浸透していくと思われます。
[newsroom]
お気軽にお書きください