Apple、iPhone 8に搭載予定のA11チップの生産テストに失敗か – 販売延期の可能性も

2017年5月25日にAppleが「iPhone 8」に搭載予定の「A11」プロセッサが、生産テストに失敗していたことが明らかとなりました。
これにより、「iPhone 8」の生産スケージュールが遅れる可能が出てきました。
「A11」プロセッサの生産テストが失敗
金融コンサルタントである「Warren Capital」は、台湾のサプライヤーからの情報として、Appleが「iPhone 8」に搭載予定の「A11」プロセッサの生産テストに失敗していたことが明らかとなりました。
台湾のサプライヤーの話によると、次回の生産テストは5月の第4週に再度実施されるようだ。
テスト結果は、6月の第2週に判明するようです。
Appleのスケージュールでは、6月10日に「A11」プロセッサの生産を開始すると言われておりました。
そのため、「A11」の生産スケージュールが遅れ、「iPhone 8」自体の販売が遅れる可能性が浮上してきました。
A11プロセッサとは
「iPhone 8」に搭載予定の「A11」プロセッサは、ARコンテンツを動作させるために処理能力を大幅に向上させているようだ。
処理能力の向上の他にも、省エネ性能などもアップグレードされるようです。
さらに、「A10」プロセッサが16mmプロセスでしたが、「A11」は10mmプロセスで製造されると報じられている。
なお現在報じられている噂では、「A11」プロセッサは「iPhone 8」のみに採用され、「iPhone 7s/7s Plus」には採用されないようだ。
生産の遅延は予測済み?
以前から「A11」プロセッサの生産は、遅れるのではないかと噂されておりました。
そもそも、「iPhone 8」の他のパーツも生産が遅れると報じられている。
なお、現在生産の遅延が予想されているパーツは以下となります。
- ディスプレイ:OLEDパネルの供給不足のため
- 3Dセンサー:ディスプレイ一体型への技術的な問題
- Touch ID:ディスプレイ一体型への技術的な問題
- ワイヤレス充電:充電器の排熱問題が解決できず
これらの問題から、「iPhone 8」の生産が従来通りのスケージュールで販売されることは難しいだろう。
また、「iPhone 8」の生産が開始されても、Appleは2017年の生産性を制限すると報じられております。
これらの問題から、「iPhone 8」はそもそも従来通りのスケージュールで販売されることは難しく、ユーザーの手元に届くのは2018年になる可能性が非常に高いです。
[中時電子報]
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