Microsoft、iTunesとApple MusicをWindowsストアで提供開始へ

2017年5月12日にMicrosoftが、Appleの「iTunes」と「Apple Music」を年内にWindows Store(ウィンドウズストア)にて、アプリケーションの提供を開始することを発表しました。
Windows StoreへiTunesを
MicrosortのWindows and Devices部門担当バイスプレジデントであるTerry Myerson氏が、開発者会議である「Build 2017」にて、Appleの「iTunes」と「Apple Music」をWindows Storeへリリースすることを発表いたしました。
同氏によると、Windows Store版の「iTunes」と「Apple Music」は2017年中にリリースすることを発表しております。
これにより、Windowsではデスクトップ版の「iTunes」とWindows Store版の「iTunes」の2つが存在することになります。
デスクトップ版とWindows Store版で別れているアプリケーションは、思いのほか多く、「Skype」や「Line」なども2つのアプリケーションをリリースしております。
なぜWindows Storeへリリース?
Microsoftが、デスクトップ版として既に公開している「iTunes」をわざわざWindows Storeへ移植したことには理由があります。
それは、先日発表された「Windows 10 S」が関係している。
「Windows 10 S」は、「Windows RT」などと同様に、制限が設けられた「Windows 10」となっている。
「Windows 10 S」で利用できるアプリケーションは、Windows Storeで公開されているアプリケーションのみ利用できる。
その為、デスクトップ版の「iTunes」を「Windows 10 S」では利用することができません。
そこで、MicrosoftはWindows Storeへ別途、iTunesをリリースしたと言われております。
なお、「Windows 10 S」関する情報は、こちらの記事をご参照ください。
Apple Musicも公開!?
同氏の発表では、Appleの「Apple Music」もWindows Storeへ公開するようだ。
「Windows 10 S」のターゲット層が学生であるため、若者が利用するであろう「Apple Music」に対応したと推測されます。
Microsoftとしては、「iTunes」と「Apple Music」の対応は「Windows 10 S」の大きなアピールポイントとなるメリットが挙げられる。
また、Appleとしても月額サービスである「Apple Music」により収益を得られるメリットがある。
今回の発表は、MicrosoftとAppleの両方にメリットがあるリリースとなっているようですね。
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