Microsoft、新しいデザイン言語「Fluent Design System」を発表

Mic2017年5月12日にMicrosoftは、デベロッパー向けカンファレンスである「Build 2017」にて、新しいデザイン言語として「Fluent Design System」を発表したことがわかりました。
新しいデザイン言語の発表
米Microsoftは、「Build 2017」で新しいデザイン言語「Fluent Design System」を発表しました。
「Fluent Design」は、Googleのマテリアルデザインによく似ていることから、Microsoft版マテリアルデザインとして、すでに各メディアが取り挙げている。
Microsoftの副社長兼Windows Developer Platformorの責任者であるKevin Gallo氏は、「Fluent Design System」について以下のようにコメントしている。
我々は、デベロッパーがより良いアプリケーションをより簡単に作成できるデザイン言語の提供を試みた
既存のWindowsアプリケーションでは、デザインに特化した言語に「XAML(WPF)」が挙げられるが、簡単に扱えるとは言い切れない代物でした。
しかし、「Fluent Design System」によりマテリアルデザインを簡単に実装することができるようです。
Fluent Design Systemの開発経緯
「Fluent Design System」のコンセプトは、よりシンプルなデザイン素材の提供とより良いユーザーインターフェースの提供だ。
Micorsoftが提供してきたアプリケーションは、どこか複雑で見栄えもありふれた物になってしまっている。
この原因は、Windowsの強大化と複雑化が原因であり、近年のMicrosoftはこの問題に積極的に取り組んでいる。
そこで、Googleのマテリアルデザインのようなシンプルなデザイン言語である「Fluent Design System」を作成したと推測されている。
Fluent Design Systemの機能
Gallo氏によると、「Fluent Design System」は従来までのデザイン言語とは異なり、2Dと3Dの両方の環境に適合しているようだ。
かつてWindows 8に採用されたいた「Metoro」と呼ばているデザイン言語は、タッチスクリーンを意識したデザイン言語だけに2Dの動きにしか対応できなかった。
「Fluent Design System」は、「Metoro」のシンプルさを引き続きつつ、3Dにも対応することができ、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)アプリケーションの作成が容易になるとコメントしている。
「Fluent Design System」が普及することで、Windows Storeのコンテンツ数が増加され、「Windows 10 S」でも十分な使用用途が確立されそうですね。
[TC]
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