2017年5月3日にMicrosoftは、新しい Surfaceシリーズである「Surface Laptop(サーフェスラップ)」の詳細なスペックや価格を公開したことがわかりました。
さらに購入から一年以内であれば、「Windows 10 S」から「Windows 10 Pro」へのアップデートが可能なようです。
なお、News coffeeでは発表直前に以下の記事を書いております。
Surface LaptopとWindows 10 S
Surface Laptopの購入を検証している場合、まずは新しいWindows 10である「Winodws 10 S」についておさらいする必要があります。
「Windows 10 S」とは、簡単に言うと機能が制限されたWindows 10となっております。
WordやExcelなどと言った「Microsoft Office」は、不自由なく使うことは可能です。
しかし、「Windows 10 S」はMicrosoftストアに公開されているアプリケーションしか利用できない大きなデメリットが上げられます。
これにより、インストラーによるソフトウェアのインストールが不可能であるため、iTunesやGoogle Chromeなどのデスクトップアプリケーションが利用できない。
ですが、「Surface Laptop」は「Windows 10 Pro」へのアップデートが可能な端末であるため、49ドル(約5,500円)支払えばアップデートすることが可能です。
さらにMicorosoftは、2017年12月31日までWindows 10 Proに無料で簡単に切り替えることが 可能なキャンペーンを開催しており、1年間のOffice 365 Personalなども利用できます。
これらの情報から「Surface Laptop」を「Windows 10 S」として使うか「Windows 10 Pro」として使うかで値段とスペックが大幅に変わります。
Surface Laptopのスペック
Surface Laptopの基本構成からまずは触れていこう。
Surface Laptopのカラーラインアップは以下の4色展開となっております。
- プラチナ
- ブルゴーニュ
- コバルトブルー
- グラファイトゴールド
CPUについては、Intelの第7世代のプロセッサであるi5/i7が選択可能となっております。
Microsoftによると、MacBook Airによりも2倍の処理性能があるようです。
ストレージは、SSDのみを搭載しており「128GB」、「256GB」、「512GB」から選択することが可能だ。
メモリ(RAM)については、「4GB」、「8GB」、「16GB」から選択することが可能。
ディスプレイについては、13.5インチの「Gorilla Glass 3」によるPixelSenseディスプレイが搭載されるようだ。
解像度が2256×1504の201PPI、340万画素に仕上がっており、高画質・高スペックであることがわかります。
また、最近流行りのアスペクト比3:2が採用されているようだ。
さらに、Surfaceペンにも対応した10ポイントマルチタッチにも対応しており、Surface ProシリーズやSurface Bookと同じような使い方が可能だ。
グラフィックスについては、i5が「Intel HD 620」、i7が「Intel Iris Plus Graphics 640」が搭載されます。
カメラは、Windowsハローフェイスサインインカメラを搭載しており、前面に720pのHDカメラを搭載しております。
オーディオ関連では、ステレオマイクや「Dolby Audio Premium」、3.5ヘッドフォンジャック付きオムニセンススピーカーが搭載されるようだ。
また無線規格について、Wi-Fiは「802.11ac/a/b/c/n」に対応し、Bluetoothは消費電力の優れた「Bluetooth 4.0 LE」が搭載されるようだ。
セキュリティ面では「TPMチップ」「Windowsでのエンタープライズグレードの保護ハローフェイスサインイン」が採用されております。
さらに、Surface Dialによるペイントも可能であるため、Surfaceとしての機能は全て揃っている事がわかる。
なお、Surface Dialについての記事はこちらに記載しております。
Surface Laptopの外観や寸法は?
次にSurface Laptopの外観について触れてみよう。
寸法は、12.13” x 8.79” x .57” (308.1 mm x 223.27 mm x 14.48 mm)となっており、歴代のSurfaceのよりも小柄であることがわかります。
重量は、2.76ポンドと書かれていることから1,252グラム(1.2キロ)であるようだ。
接続端子については、「USB 3.0」「ヘッドフォンジャック」「Mini DisplayPort」「Surface Connect」が採用されるようだ。
さらにセンサーには、「周囲光センサー」が搭載されていることからブルーライトをカットする機能が搭載されるのではないでしょうか
「Surface Laptop」の構成は非常にシンプルで、物理的な音量ボタンと電源ボタンのみが採用されているようだ。
バッテリー駆動時間については、最大14.5時間のビデオ再生が可能だそうです。
Surface Laptopのスペックのまとめ
これらの詳細なスペックを以下にまとめてみました。
- 寸法:12.13” x 8.79” x .57” (308.1 mm x 223.27 mm x 14.48 mm)
- ディスプレイ:13.5インチ(2256×1504)の340m万画素のタッチディスプレイ
- メモリ:4GB、8GB、16GB
- プロセッサ:第7世代のIntel Core i5/i7
- セキュリティ:TPMチップ、ハローフェイスサインイン
- ソフトウェア:Winodws 10 s/Windows 10 Pro
- センサー:周囲光センサー
- ストレージ:128GB、256GB、512GB(いずれもSSD)
- バッテリー:最大14.5時間のビデオ再生
- グラフィックス:Intel HD 620(i5)/Intel Iris Plus Graphics 640(i7)
- カメラ:720p のHDカメラ(フロント)
- オーディオ:ステレオ・マイク、スピーカー
- 外観:アルミニウム素材
- カラーラインアップ:ブルゴーニュ、プラチナ、コバルトブルー、グラファイトゴールド
- 接続端子:USB 3.0、ヘッドセットジャック、Mini DisplayPort
- 重要:2.76ポンド(1.2キロ)
- 同梱物:表面ラップトップ、充電器、説明書、保証書
- 保証:1年間のハードウェア保証
Surface Laptopのラインアップ
Surface Laptopは、4つのモデルで販売されるようです。
Intel Core i5
128GBのSSDと4GBのメモリで構成されたモデル
- SSD:128GB
- メモリ:4GB
- グラフィックス:Intel HD Graphics 620
- カラー:プラチナ
- 価格:999ドル(約11万2,000円)
256GBのSSDと4GBのメモリで構成されたモデル
- SSD:256GB
- メモリ:8GB
- グラフィックス:Intel HD Graphics 620
- カラー:4色(プラチナ、ブルゴーニュ、コバルトブルー、グラファイトゴールド)
- 価格:1,299ドル(約14万6,000円)
Intel Core i7
256GBのSSDと8GBのメモリで構成されたモデル
- SSD:256GB
- メモリ:8GB
- グラフィックス:Intel Iris Plus Graphics 640
- カラー:プラチナ
- 価格:1,599ドル(約18万円)
512GBのSSDと16GBのメモリで構成されたモデル
- SSD:512GB
- メモリ:16GB
- グラフィックス:Intel Iris Plus Graphics 640
- カラー:プラチナ
- 価格:2,199ドル(約24万7,000円)
こうしてみると、色を選択したい場合は「Intel Core i5のメモリ8GBのモデル」を選択するしかなさそうですね。
Surface Laptopの販売国
Microsoftによると販売国は以下20カ国のなっており、本日より予約受付が可能だそうです。
- 米国
- 英国
- オーストラリア
- ニュージーランド
- オーストリア
- ベルギー
- デンマーク
- フィンランド
- フランス
- ドイツ
- アイルランド
- イタリア
- ルクセンブルク
- オランダ
- ノルウェー
- ポルトガル
- スペイン
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
上記を見ると、日本が販売国に含まれていないことがわかります。
また、「Surfce Studio」も日本で販売されていないことから、「Surface Laptop」が日本で発売されるのは先の話になりそうです。
なお、2017年6月に販売されるモデルは、Intel Core i5で構成されるモデルとなっており、Intel Core i7で構成されているモデルは今年の夏に販売されるようです。
また、アクセサリーについては、同時販売される「Surface Arc Mouse」が販売されるほか、既存の「Surface Dock」や「Surface Dial」などと言ったディバイスを利用することが可能となっている。
「Surface Arc Mouse」については、「Surface Laptop」とは異なり3色でラインアップされるようです。
「Surface Arc Mouse」については、以下の記事をご覧ください。
日本で販売される頃には少なくとも、「Intel Core i7」で構成されたモデルを含めたすべてのモデルを対処としてカラーバリエーションを増やしてほしいところですね。
アップデート:2017年5月3日
海外メディアが公開しているハンズオン動画を以下の記事でまとめました。
アップデート:2017年5月12日
日本Microsoftが、Surface関連のイベントを発表することがわかりました。
アップデート:2017年5月26日
日本Microsoftが、Surface関連のイベントで日本でSurface Laptopの販売を開始することを発表しました。
アプデート:2017年6月15日
日本Microsoftが、Surface Laptopの予約受付を開始しました。
アプデート:2017年7月20日
日本Microsoftが、Surface Laptopの国内販売を開始したことがわかりました。
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