Microsoft、「Windows 10 Mobile Creators Update」の配信を開始

2017年4月26日にMicrosoftの「Microsoft Insider Program」の責任者であるDona Sarkar氏が、Windows 10 Mobileを搭載したスマートフォン・タブレット向けに「Windows 10 Mobile Creators Update」の提供を開始したことを発表致しました。
Windows 10 Mobile Creators Updateの配信
本日、Microsoftの「Microsoft Insider Program」の責任者であるDona Sarkar氏により、モバイル版「Windows 10 Creators Update」である「Windows 10 Mobile Creators Update」の配信を開始したことを発表致しました。
For those waiting for the Mobile Creators Update, that’s rolling out in waves across regions now.
— Dona Sarkar (@donasarkar) 2017年4月26日
「Windows 10 Mobile Creators Update」は、Windows 10 Mobileを搭載してるスマートフォン・タブレット向け公開された大型アップデートとなっている。
なお、「Windows 10 Mobile Creators Update」は、Microsoftから順次配信されており地域やメーカー、キャリアによってアップデートが行えるタイミングが異なることがあります。
また、「Windows 10 Mobile Creators Update」に対応している端末は少ないことから、一部のユーザからは不満の声が挙がってきているようです。
Windows 10 Mobile Creators Updateの対応端末
Microsoftが公開している「Windows 10 Mobile Creators Update」が適応できる端末は、以下の通りとなる。
- HP Elite x3
- Microsoft Lumia 550
- Microsoft Lumia 640/640XL
- Microsoft Lumia 650
- Microsoft Lumia 950/950XL
- Alcatel IDOL 4S
- Alcatel OneTouch Fierce XL
- SoftBank 503LV
- VAIO Phone Biz
- MouseComputer MADOSMA Q601
- Trinity NuAns NEO
上記以外の端末でも、Windows Insiderでアップデートが可能ですが、Microsoftによるとサポート外の行為とされるようだ。
また、「Windows Insider Program」の一環としてリリースされるDevelopment Branchは、今後のビルドが提供する予定はないとコメントしているようだ。
Microsoftは、「Windows 10 Mobile Creators Update」の対応端末が少ない件について、「古い端末では、実現できる最高のエクスペリエンスをユーザーへ提供できない可能性がある」としている。
また、Windows Device Recovery Toolsで元のファームウェアに戻した場合は、二度とビルド15063環境には戻せなくなりますのでご注意ください。
SnapDragon 400系と210系CPUは対象外
Microsoftは、「Windows 10 Mobile Creators Update」の対象端末からLumia以外のSnapdragon 400系と210系をサポート対象外としている。
同社によると、これらのCPUを搭載した端末では最適なユーザー体験を提供することが出来ないと判断したと発表している。
その為、古いWindows 10 Mobileを搭載した端末で、アップデートの対象に含まれていないものについては、今後も「Windows 10 Mobile Creators Update」が提供される可能性は極めて低いと推測されております。
さらに「Windows 10 Mobile Anniversary Update」のサポート期限が2018年10月9日となっており、事実上の打ち切りとなっている。
古い端末は、2018年10月9日以降にOSの脆弱性のサポートが受けられ無くなりますので、ご注意ください。
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