ドワンゴ、ニコニコ動画の新しいバージョン「niconico(く)」を10月より提供開始へ – 画質や遅延問題を解消

2017年4月17日にドワンゴは、同社の動画配信サービスである「niconico」の最新バージョンである「niconico(く)」を2017年10月より提供開始することを発表致しました。
なお、「く」という文字は「クレッシェンド」の略語となっているようです。
報道の発端
今回のリーク方法は、 ニコニコ@ニコ動公式認証済みアカウント (@nico_nico_info )がTwitterにて情報を公開したことにより発覚致しました。
ニコニコ4年ぶりのバージョンアップを発表。
新バージョン「niconico(く)」
2017年10月 開始 pic.twitter.com/kcsE3q25Jq— ニコニコ@ニコ動公式 (@nico_nico_info) 2017年4月17日
動画では、2006年から2017年までのniconico動画の歴史を振り返っていることがわかります。
動画の後半には、過去10年間で最も大きなアップグレードだとアピールしていることから、「niconico(く)」が大型アップグレードであることは明らかです。
niconico(く)の内容
ドワンゴが現在運勢しているバージョンは、「GINZA」命名されており、今回のアップデートは約4年ぶりとなる。
新バージョン「niconico(く)」では、サーバーの負荷問題や、画質問題、遅延問題などを多数の課題を解消することが目的だそうです。
ドワンゴは今回のアップデートに対し「さまざまな独自の最先端機能を搭載する」と意気込んでおり、同社の本気度が見受けられます。
さらに動画の中では「これが未来のストリーミングサービスです」とアピールしていることから、YouTubeのような通信速度に応じた画質調整などが可能になると予測されます。
「niconico(く)」は過去最大のアップデートとしてアピールしているが、ネットではいくつかの問題点が浮上している。
懸念される問題点
まず考えられるのは、プレミアム会員と一般会員のサービスの差別化についてだ。
ストリーミングサービスの遅延問題と画質問題を解決するということは、プレミアム会員と一般会員との住み分けが難しくなると推測されます。
仮に今回のアップデートがプレミアム会員のみが恩恵を受ける場合、一般会員で利用しているユーザーが離れてしまう恐れがあります。
しかし、一般会員でも高画質と遅延問題の恩恵を受けられる場合は、プレミアム会員である必要性が半減するため、ドワンゴの売上が下がる可能性がある。
さらにライバルであるYouTubeのストリーミング技術を超えることは難しいという声も挙がっており、ドワンゴの戦略に注目が集まっております。
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