Google、Google PixelのOLEDパネル向けにLG Displayに対し約975億円を投資か

現地時間2017年4月10日にGoogleは、同社のハイエンドスマートフォンである「Google Pixel」向けに、韓国のLG Displayに対し最低でも1兆ウォン(約975億円)もの巨額の投資金を持ちかけていることが新たにわかりました。
投資の目的
今回の投資は、同社のGoogle Pixelシリーズ向けのOLEDパネルを安定して供給することが目的だそうだ。
有機ELをスマートフォンに搭載されることにより、黒の強さや省電力などの様々なメリットが挙げられる。
ほかにも有機ELディスプレイは、湾曲したディスプレイを作り出すことが可能であり2.5Dディスプレイをスマートフォンへ採用することができる。
これらのメリットからGoogleのライバルであるAppleが、2017年に発売されるであろうiPhone 8へ有機ELパネルを採用する噂も出ている。
またAppleは、Googleと同じく、LG DisplayからOLEDパネルを供給すると噂されており、ライバル同士が同じメーカーからOLEDパネルを発注することになる。
さらに最近のリーク情報では、AppleがすでにLG Displayに対してOLEDパネルの供給を依頼していると報じられております。
Googleと有機EL
Googleの過去のNexusシリーズで有機ELが採用された端末に「Nexus 6」が挙げられる。
Nexus6は、Googleから初めて発売されたファブレットであり、6インチもの大画面と有機ELディスプレイの採用から多くのユーザーから高評価を受けておりました。
しかし、その後Googleから販売されたスマートフォンには有機ELは採用されず、液晶パネルを搭載したNexus5XやNexus 6P、Google Pixel、Google Pixel XLが登場した。
今回のGoogleの投資により、2017年に発売される「Google Pixel 2」にOLEDパネルが採用される可能性は低いと推測されます。
Googleの投資の時期や、LG Displayの設備投資の期間を考慮すると、少なくとも2018年に販売される次期Google PixelにはOLEDディスプレイが採用される可能性があります。
有機ELパネルの問題
これはAppleにも共通される問題ですが、OLEDパネルは液晶パネルよりも価格が高いことから、次期Google Pixelの価格も値上がりすると予測される。
その場合、乗り出し価格でも10万円を超える恐れがあり、同社が以前に登場させたNexus5やNexus 5xなどの手が届きやすい価格から大きく変わることになる。
いずれにせよ、Google Pixel 2に関する情報も現在は少ないので、しばらく様子を見る必要がある。
出典元:Clnet Japan
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