Google、Duoにて音声通話機能を解禁

2017年4月11日にGoogleは、ビデオ通話アプリケーションである「Duo」の音声通話機能を公開したことを発表いたしました。
Duoとは?
Googleが提供している「Duo」は、ビデオチャットアプリケーションであり、Appleが提供している「FaceTime」やWhatsappのライバルである。
従来まで「Duo」では、ビデオ通話のみをサポートしておりましたが、Googleの発表により、音声通話機能が解禁されました。
今回の解禁は、日曜日の夜に全世界で一斉に利用可能なったと報じられております。
元々Googleは「Duo」を「ビデオチャットツール」として位置づけしておりました。
2016年5月に開催された「Google I/O」カンファレンスでは「Duo」をビデオ会話アプリであることを発表しておりましたが、今回のアップデートでFaceTimeと変わらない位置づけになりました。
音声通話機能を利用するメリットは、「バッテリー消費量の軽減」と「熱暴走」、「データ通信量が少ない」など様々なメリットがある。
さらに、日常生活では、殆どビデオ通話を利用しないユーザーにとっては、「Duo」はいらないアプリケーションであった。
Duoで音声通話を利用する方法
「Duo」で音声通話を利用する方法は、最上部にある「スイッチ」を「ビデオ」から「音声」に切り替えることで簡単に利用することができる。
動画では、他のビデオ電話・音声通話と変わらないインターフェイスになっていることがわかります。
特徴的なのはAndroid OSとの相性の良さで、違和感なく通話に応答することができるようだ。
これにより、直感的に音声通話を利用することが可能になったが、一つの問題が指摘されている。
Duoの問題点
「Duo」の最大の問題点は、Googleが提供している「ハングアウト」や「Gmail」、」メッセージ」、「Inbox」など類似したサービスが多々あることだ。
さらにこれらのサービスは、現在もサービスを提供中である。
これらアプリケーションの目的は、コミュニケーションツールである点や、Googleがコミュニティを唄う新サービスのコンセプトは類似される傾向にある。
中でも「Duo」と「ハングアウト」は、インターネット回線で音声通話やビデオ会話ができるため、全く同じアプリケーションとなっている。
仮にどちらか一方がIP電話であれば、住み分けする必要はあるが、全く同じことができるアプリケーションが2つもあることは望ましくないだろう。
Googleのサービスの断片化は、定期的に統合されることで減らして入るが、「Duo」などの新サービスを提供し続けているため、断片化が止まることはない。
過去にGoogleは、「Google Talk」や「Spaces」というサービスを統合、サービスの終了を行っていることから、将来的に「Duo」と「ハングアウト」もどちらか一方に統合されると推測されます。
出典元:TC
お気軽にお書きください