AndroidがWindowsを抜き最もインターネットへ接続しているOSへ

現地時間2017年4月3日にアイルランドのアクセス解析サービス企業StatCounterは、インターネットに接続しているオペレーティングシステム(OS)に関する調査で、Googleが提供している「Android OS」がMicrosoftの「Windows」を抜き、最もインターネットへ接続しているOSであることが新たにわかりました。
インターネットに最も接続しているOSは?
StatCounterの調査によると、インターネットに接続しているOSのパーセンテージは「Android OS」が37.93%で「Windows」が37.91%であることを発表している。
AndroidとWindowsのパーセンテージの差は、わずか0.02%となっているが、Windowsがトップを譲ったのは初めてになる。
StatCounterは、今回の結果に対し「この結果は、1980年代から続いてきたMicrosoftの天下の終わりを意味する」とコメントしている。
各OSのごとのシェア
StatCounterが提供しているOSごとのグラフでは、3位にAppleの「iOS」、4位に「OS X」とApple製品のOSがランクインしております。
6位に「Linux」がランクインされており、Linuxのシェアがまだまだ浸透していないことがわかります。
分析結果
StatCounterの分析によると、近年のアジアやアフリカのインターネット市場は、PCを所有せず、インターネットへはスマートフォンが利用されるケースが多くなっていると分析している。
さらにアジアのスマートフォンにおけるAndroidのシェアが拡大してきており、結果としてAndroidが最もインターネットへ接続しているOSになったと推測されます。
なお、StatCounterは、世界各国のOSごとの分布図を以下のように表現している。
この世界図をみるとアジア系のほとんどがAndroidを利用しており、その他の地域の多くがWindowsを利用していることがわかります。
アジア系は最も実行が多い地域であるため、人口が多い地域が利用しているOSが最もインターネットへ接続しているOSに選ばれたと推測されます。
なお、StatCounterは日本のシェア率の情報も取り扱っております。
この情報によると日本でのシェア率は、Windowsが21.53%、iOSが12.07%、OS Xが8.69%、Androidが1.85%となっております。
この情報を見る限り、同じアジア圏内でも日本のAndroidのシェア率が低いことがわかります。
これは、日本の大手通信会社(au、Docomo、SoftBank)がiPhoneを特別待遇していることで他のアジア系よりも違ったい色合いになっているようです。
出典元:StatCounter
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